An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

After Effect #1 : Second hand FX & Music Market

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--- After Effect #1 : Second hand FX & Music Market ---

After Effect #1 : Second hand FX & Music Market

Soi On‐Nutのブラウンストーンにてエフェクターセカンドハンドマーケット開催。マニアックなイベントで楽しそう。バンコクの音楽好きな友人の皆さま、部屋に眠っているエフェクターを持って集合しましょう。あと、エフェクターを探してる方も是非。

ตลาดเอฟเฟกต์ที่ทุกคนจะได้เลือกซื้อ ขาย แลกเปลี่ยน Pedal Effect และอุปกรณ์ดนตรีอิเล็กทรอนิกส์ กันแบบใกล้ชิด
โดยที่สามารถสัมผัสและทดลองฟังได้ในสถานที่จริง ไม่เสี่ยงต่อการถูกโกง หรือสภาพของมีปัญหา เหมาะกับนักดนตรีสายช็อปจริงๆ
โดยในวันงานเราจะมีการแสดงสดจากศิลปินที่ใช้ Pedal effect เป็นสิ่งหลัก

- Thom Aj Madson
- 17SEPTEMBER1981
- Kota Amatuti Taki
- Tommy Hanson
ขอขอบคุณสถานที่ Brownstone ที่เอื้อเฟื้อสถานที่ในการจัดงานครั้งนี้ด้วยครับ การเดินทางง่ายๆด้วย BTS ลงสถานีอ่อนนุชแล้วต่อวินหรือสองแถวบริเวณบิ๊กซีหรือโลตัสได้เลยครับ 
งานนี้ฟรี สำหรับผู้มาเยี่ยมชมและผู้ซื้อขายนะครับ สนใจติดต่ออยากขอพื้นที่ขายติดต่อได้ที่ 
061-616-9694 ฮอน หรือ Ageha.cafe.music@gmail.com ครับ
สำหรับใครที่มีไม่เยอะ เราจะมีบู๊ทกลางในการวางขายให้นะครับ 
สำหรับพื้นที่การขายเราไม่มีอุปกรณ์จัดแต่งร้านให้นะครับ อยากให้นำมาเอง เรามีเพียงสนามหญ้าเปล่าๆ
 

【Vol.10.2 FSOG Future sound of Guitar】 at JAM

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Vol.10.2 FSOG Future sound of Guitar 

a night of edge music with 3 solo sets of futuristic guitarists

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Eyal Maoz (Hypercolor, Edom, Dimyon, 9 Volt, Cobra, Abraxas and more) (10:30pm)
https://www.eyalmaozmusic.com/
https://soundcloud.com/user-432343334/sets/eyal-maoz-guitar-solos

Eyal Maoz is an Israeli-born American composer, guitarist and bandleader. His music integrates rock, jazz and avant-garde, tinged with electronic and radical Jewish-Middle-Eastern sound. He’s a Tzadik, Ayler, Out Now and Piadrum Records artist and a member of John Zorn’s Cobra and Abraxas ensembles. Maoz is described by John Zorn, the influential modern composer and MacArthur genius award recipient, as ‘a vital member of the New York downtown scene’.

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Kota Taki (Amatuti dub drawing space) (9:30pm)
https://www.youtube.com/watch?v=e0cS5XUyyxY&t=463s
https://soundcloud.com/kota-amatuti-taki

www.facebook.comKota Taki is Japanese composer and guitarist, born in 1969 with childhood music background by learnt classic piano then started original song writing since 1984. Dub drawing space is free style loop music solo career from 2003 Taki performed all over Japan countlessly until immigrated to Thailand in 2011 and started musical activities again from 2013.


Tuanthong Niyomchart (Death trip) (8:30pm)
Tuanthong is guitarist of thai legend alternative band 'Emily' (1998) and 'Daytripper' successful in Thai major pop scene (2001) and at same time his experimental side project was noise music made by electric guitar called 'Deathtrip'

**plus live visual by young artist : Sirasith Poopattanapong
https://www.facebook.com/VisualartSirasith/

***expect jam session in final set or additional musician

300THB

現実世界では初めてお会いしますね

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昨夜はSNSではつながっているが実際には会ったことなかった友人と夕食をした。そのまた友人で全く初対面のふたりの日本人とも一緒の会食だった。人付き合いの悪い俺にしては珍しい話だけど、いろいろな偶然が重なってたまたまそんな気分になったので行ってみた。最初はなんだかフワフワしてて不思議な感じだったが、結局そのまま流れで酒を飲みに行って、なんだかんだいろいろ話して、音楽聞きに行って…楽しい夜だった。気が乗らないときはメッセージの返信すらしなかったりするので、これも何かの縁ってやつなんだろう。

最後に De Communeってクラブに遊びに行ったが、バンコクで見た中で1番クラブらしいシンプルでかっこええ箱で音響機材もライブ機材もバッチリ。部屋から徒歩3分。ええ感じやわ。

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SNSの利用についてなんだかんだ書いてみる

昨今、個人情報の守秘に関して気を付けなくてはいけないということでSNSの使用に際していろいろ気を使っている方が多いようなんだけど、俺の場合は嫁も子供もいないし独りで住んでいるだけなので、よく見かける『知らない人の申請は受付けません』とか『申請はメッセージを添えて』的な風潮とは完全に真逆の見事に安易な使い方をしている。個人的にはコネクションが広がらないならばわざわざやる意味が無いと思っているので、住所特定余裕のさらし者状態である。周りに迷惑をかけると遺憾のでスパムにはめっちゃ気を付けているが、基本はガンガン申請ガンガン承認。気にくわない人はバッツリ拒否してね!ってな感じ。結果、約3000人の友人の半分くらいは会ったことのない人である。なので、電車の中で見知らぬ若者に『KOTAだろ!FBで友達だよ!始めまして!』って言われることはよくある。この前は楽器屋で『お、KOTA!君の演奏好きでよくFBで聞いてるよ。今日は何がいるんだい?』って店員さんが言ったのには流石にビックリしたが、その後の話はスムーズで悪い感じはない。とりあえず挨拶して別れると後でメッセージをくれたりするのでそれでしっかり憶える。この感じは個人的にはストリートで演奏してブッキングをゲットしていた時の感覚に近い。自身を公共の場に置いて『御用の時は呼んでね~』ってな感じだ。

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一時期、日本の友人の特に年配のみなさんがやたら神経質にSNSでも礼儀は必要だろうというような記事を書いていたのが俺は不思議でしょうがなかった。登録するかしないかは誰にも強制されていないのだから、そこに参加しなければ良いだけである。実際のところ、俺の周りでそれを気にする人はSNSを使わない。セキュリティー云々を考えるならばシンプルにそうするべきだろう。不特定多数のいろいろな世代、いろいろな国の人間のいる場所、例えば公園とか広場とか公共の場所に自分の意志でやって来て、『俺と話したいならば先ずは名を名乗れ!礼儀をわきまえろ!』って主張をしているようで、やたら自意識過剰に見えたので気になってしまった。

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色々な奴がいる場所に身をさらせばその中には興味を持って話しかけてくる人はいるだろうし、その中にはいい奴もいれば、性格の悪い奴や悪気はなくても馴れ馴れしい奴ってのもいるだろうし、そんなもんはどうしようもないわけで、大人なんだからあしらうなり無視するなり上手くやれよって話だ。

さっきから何が書きたいかと言うと、自分の常識は決してみんなの常識ではないってことだ。身を守りたいって気持ちはもちろん理解できるが、他人に自分のルールを当たり前に押しつけようとするのは傲慢で全体主義で偏狭な田舎者の老人の思考だ。この世界にはたくさんのライフスタイルがあって互いに理解しあうなんてのは不可能なのだから、許容できないならば黙って退場するなりアクセス拒否するなり自由にやればいい。

 

Happy New Year !!

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明けましておめでとうございます!!今年もよろしく!!と張り切ってみるが、2018年年始から体調はボロボロである。大晦日に普段ほとんどやらない釣りなんぞに行ったもので調子が狂ったのかもしれない(笑) 釣りには日本ですらほとんど行ったことなかったが、タイではもちろん初めてだった。広い空の下で過ごすのは気持ちの良い時間でそれはとても良かったのだけど、郊外のバンパコンという街の広大な釣り堀からの帰り道の車中で既に喉にタイの風邪にやられたときの鋭い痛みがあって、『もう完全にやられとるな…』と思いつつバンコクに帰り、その足で修理に出していたPCを取りに行って部屋に戻り、シャワーを浴びて仮眠をとり、起きたら発熱してすっかりヤバい状態になっていた。夜の10時前に重い身体と機材を引きずってパッポンの Black Pagoda へ。

会場に入ったらまだほぼ誰もいない。パーティの気配の微塵もない会場に機材を置いて『出た…またこのパターンか…とりあえず飯食いに行こ』と手慣れた感じで離脱して近所で飯を食って街を眺めて時間潰し。なにはともあれエネルギー補給である。

シーロムの街はゲイの皆さんで溢れていて、タニヤは閑散としていたがソイ・トワイライトはえらい人出だった。夜中のシーロムにいるとあまりのゲイ比率の高さにストレートの自分が少数派のような不思議な気分になるが、これもとてもタイらしい光景ではある。寛容な国なので皆の精神が解放されていて幸せそうな表情をしているのが印象的。

しばらくして店に戻るとオーナーに呼ばれてGo Goのお姉ちゃんたちのいるダンスフロアの方へ移動して年越しテキーラ。会場はもちろんフィーバー状態だが俺は既に38度超えのリアル大フィーバー状態である。テキーラ一杯で頭がフワフワして視界がぼやけ始めていた。しばらくすると別会場にてSticky Riceの出演を終えたPOOKがやって来てDJ開始。それと共に会場の周りでウロウロしていたファランが集合し始める。NEW YEAR’S DAYだってのに計画性ゼロでただその場に突然集まっただけのその宴は年齢も高めで何もかもが曖昧で幻のようで退廃的で悪くなかった。

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そのうちそんな雰囲気が出来上がってJoeがドラムを叩き出してセッション開始。しばらくすると目の前のポールで半裸のダンサーが踊り始めたのでサンタナのようなフレーズを弾いてみる。するとなかなかのお店の重鎮であろう洒落たロングジャケットにツケマバシバシの妖怪みたいな年増のお姉さんもお立ち台へ。俺の前でアピールするので良く見るとジャケットの下は何も来ておらずおっぱい丸出し…流石はパッポンである。常々、バンコクのいかがわしい店にマッチする悪くてエロいロックバンドがあればめちゃかっこいいのに…と思ってるんだけど、バンコクの演奏力のあるバンドマンは良家のご子息たちが多いので難しいやな。育ちが良いが故にできない音楽ってのもある。ファランもけっこう爽やか坊ちゃん達が多いし無理かな…タランティーノ直撃世代のおっさんとか多いし映画のサントラをベースにして荒っぽくやればええ感じで酔えると思うけどね…もう時代が変わってしまっているし、そんな空気を持っているミュージシャンは絶滅寸前なんだろうな。

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なんだかんだで宴は4時前まで続き、俺は気分次第で断続的に弾き続けて、最後はDJの音を落としてアンビエントセットを3、40分やって終わった。熱でフワフワしてるせいかええ感じで揺らいでいて我ながら美しいエンディングソロだった。同じく風邪をひいていたPOOKは『最高』と言うとエロティックなショウに使うのであろうベッドの上でで気持ちよさそうに寝てしまった(笑)会場の人もボチボチ帰っていって演奏が終了すると、ずっとソファーでチルアウトしてたヨーロッパ系のお姉さんが両手を広げて近寄ってくる。もともと人見知りの昭和の日本男児はスキンシップにぜんぜん慣れていないのでいつも逃げようとするのだけど、逃げようとすると素直に受けろよって感じで軽く睨まれて抱き寄せられてキスされるのである。知らん女性のその行為に対してどうリアクションしたらいいのか俺は未だにぜんぜんわからん。ハグはまだ良いがキスまで入ると異文化過ぎる。

外に出るとパーティー終わりのタンクトップにぴちぴち短パンの男の子たちが1000人くらいできゃあきゃあ言っててソイ・シーロムは大騒ぎだった。タクシーがぜんぜん捕まらなかったので1キロ程機材を引きずって歩いてシーロムから離脱した。限界が近いのがわかったのでタクシーを掴まえて乗り込んだら目が回った。ギリギリセーフ。

そこから丸2日間はベッドの上にいた。ずっと38度超えの熱で何もできない状態。飯食って水飲んで寝る着替える飯食って水飲んで…って繰り返しである。正月休みは今日で終了なので結局なんもしてない。明日になってマシになっていたらお寺お参りくらいはしておこうとは思っている。

兎も角、

今年も弾き続けます。

いつかどこかで会いましょう。

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フアヒンの話

f:id:amatutitaki:20171220053158j:plain23日はフアヒンのVIRUS Dr.Doon Studioでライブ。この店というか空間の主であるDr.Doonは個性的な奴の多いタイでも一風変わった雰囲気の男で、ギターを弾くしイベントやパーティーでMC(ラップじゃなくてほんまに喋る方ね)もやるし番組なんぞもやっていて髭もじゃもじゃで洒落た恰好で喋りもうまいのでとても目立つが、特に主張が強い感じでもなくてすごく自然体な良い感じ。

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昨年の12月にフアヒンに初めてライブに行ったときに会って流れで次の日にいきなり遊びに行ってSeen Spaceの中庭で弾かせてもらって、すぐにノイズマーケットでも会ったくらいでそう長い時間一緒にいたわけでもないんだけど、とても印象に残っている。要するに、良い空気を身にまとっている感じなのだ。久しぶりに会えるので楽しみ。

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今回のライブはバンコクで出会った日本人の歌い手 eico ちゃんのお誘い。数年前にフアヒンに移住していて俺はそれを知らなかったが、昨年ライブに行ったらそのイベントに出てた。おお!?久しぶり!!って感じでだった。世間は狭いのだ。今回は急遽何曲か一緒にやる予定になったが、歌のバッキングはまたしばらくやってないしどうなることやら…まあ歌の邪魔せんように気を付けよう。

あと、昨年はフアヒンでアンドレという同い年の友人ができた。ライブが終わった後で一晩うだうだ飲んだ。音楽が好きで設計の仕事をしているという彼は、次の日にちょうど用事でバンコクに行くからと真夜中にフアヒンに部屋を手配してくれて翌日俺を車で送ってくれた。話が通じているようないないような状態なのに一緒にいられるってのは気が合うんだろうということでこれも印象的な出来事だった。彼も洒落者だ。いい感じで帽子を着こなしていた。最近思うけどみんなお洒落なんだよな…俺はステージ以外はどうでもよいのですぐに冴えない感じになるので気を付けているが、やはり年々地味になっていく。おっさんこそ気合入れとかんと日々容姿は衰えるしねぇ…。

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今回も1泊2日の短い滞在だけど、最近の自分の調子は悪くないし、久しぶりの友人に会える嬉しさもあるし、ロケーションも抜群だし気候も良い。新たなミュージシャンの友人Garyとのファーストセッションの予定もあるし、慌ただしいながらも気分よく弾けるだろう。昨年は行き当たりばったりだったけど今回は部屋もチケットも手配済みで既に無問題。朝からバスでフアヒン行ってゲストハウスにチェックインして現場入ってソロ1時間弾いてセッション2発やって酒飲んでゲストハウスに帰って寝て起きてセッションRECやって夕方からバスでバンコクに帰って来るだけである…って現地滞在時間24時間でこれはけっこう予定きっついな(笑)とりあえずいろいろ楽しもう。

 

最後に、ライ・クーダーについて語るDr.Doonとアーティストのローレイさん。

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蟋蟀

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たまには週末ゆっくりすごして…とか結局暇なだけだった。ハイシーズンだからイベントだらけで友達のライブ映像とか見てるとストレスたまるし(笑)楽器弾きは童話のキリギリスのようにろくでなしで四六時中鳴いている生き物なのだ。

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なので結局部屋で弾いてるし…もっと普段弾ける小さなステージを見つけよう。

続・最近いろいろ聞かれて面倒なので、タイに来て演奏したいという皆さんにストレートに私見を書いてみる

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昨夜部屋に戻る時にアパートの大家さんとエレベーターで一緒になって少し話した。

『Hi。ダイエットの具合はどう?』

蕎麦屋の前の狸のようなお腹をしている彼は今ダイエット中である。すると、明治のロウファット牛乳を俺に見せながら

『これいいんだよ。ご飯ばかり食べてると痩せないからね~これ最高。でもまだこんなお腹だ。プンプイ ナ(とお腹をポンポン叩く)』

ちなみにプンプイとはポッコリ出たお腹を意味するタイ語だ。可愛い言葉だよな。

エレベーターが8階について『おやすみ』とあいさつして別れた後に、ここ数日の間に会ったいろいろな人を思い出してみると、みんな良い笑顔を向けてくれたことに気付いた。単純に仕事の仲間にも良く話しかけられたし音楽仲間にも街で良く出会った。悪い流れから脱しつつあるのだな…と思いつつ、単純に俺の醸し出している空気の問題だろうなとも思う。この1年は基本不愛想モードに入っていたし、終始ひとりでいる感じだったので『話しかけるな』という空気を出していたんだろう。そりゃ流れも悪くなる。

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タイのTRIP HOPユニット RAMINTRA のMV。彼等とは昨年くらいからイベント界隈でよく会う。90年代からTRIP HOPの気怠い女性ボーカルものは個人的に好きだ。タイではあまり見たことなかったタイプなので気になる。

www.fungjai.com

 

続・最近いろいろ聞かれて面倒なので、タイに来て演奏したいという皆さんにストレートに私見を書いてみる

最近またいろいろ聞かれたりブッキング関係の話をすることが多いので約1年経って最近の私見を書いてみる。前回の記事は下記リンク。

最近いろいろ聞かれて面倒なので、タイに来て演奏したいという皆さんにストレートに私見を書いてみる - An "I " Novel from The City Of Angels

今年何度も感じた事だけど、バンコクのインディーシーンに資本が投入されて体制が整っていっている感がある…上の記事の Fangjai ってサイトもそうだけど、新世代のバンドやアーティストが続々台頭してきていて、若い経営者達がそれを後押ししてこの国に新たな流れを作ろうとしているように見える。もちろん以前からの流れなんだろうけど、日々大きくなっていっている感じがしている。中国に関しても同様の流れを良く耳にするが、トップがやると決めたら資金も潤沢なのであっと言う間に話が進むのが共通の特徴で、とにかくイケイケで話が早い。同じような世代の各分野のトップが話し合って、やるぞ!となったら即システム構築、見切り発車!っとなるわけで、会議ですり合わせに時間がかかってうだうだ…とかが無い。立派なおっさんである俺が言うのもなんだけど、要は保身に必死になりがちな目上のおっさん達のご機嫌をうかがう必要が無い。素晴らしきかな。そんなわけで、音楽だけではなくて様々な分野で動きがあるのを日々実感している今日この頃である。しばらく軍政の続いていたタイで来年久しぶりに選挙があるが、それを機にタイはさらに活性化するだろう。それが良い方向なのか悪い方向に向かうのかは予想できないが…個人的には良くなると信じている。

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あと、昨今は作品の制作も早い。旧世代の俺としてはすべてが分業で進む感じが抜けなくて『ミュージシャンは音楽だけつくりゃいいだろ…』ってな感じでどうしても大仰に考えてうだうだするが、これはダメな見本だ。若いバンドはすべてPCでやっちまうのでなんでもスピーディー。皆音楽系の学校を出ているので演奏はできるしとにかく録音してパッケージして出しちまえ。ついでにグッズも作ってMVも作って宣伝して…って定番の流れをすべて仲間内でまかなってさっさと作ってしまう。そして当初から自国だけではなく周辺国での活動まで視野に入っているので自国の言葉の歌だけでなく英語の歌も当たり前に収録されている。何よりも、自分の力で好きなことをやっているのでイケイケで楽しそうで輝いていて良い感じ。見ているお客さんも幸せになる。

ついでにもうひとつ Cat Expo という大きなインディーイベントをやっている CAT RADIO のページを貼っておく。いろいろなタイのバンドの曲が聞ける。youtubeに上がっている映像を見てみるとスターもアイドルもインディーアーティストも世代からなにからごちゃまぜなで整理されていないのがなんともタイらしくて良い。

www.thisiscat.com

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俺は基本的にはこれからも地下を這いずりまわっている感じの活動だろうけど、これからタイ、アジア諸国、世界で活動をしようって目標を持った日本のインディーアーティストは、先ず活動の基盤として小さくても良いので会社(レーベル)を設立するか事務所と契約するべきだ。そうしないと音楽の仕事の話がしてもらえない。音楽を聞いてもらう前にあっさり門前払いをくらう。出演交渉どころではない。あと、当たり前すぎて書くのも面倒だけど、良い音が出せないと話にならない。ライブシーンで活躍しているタイのバンドの演奏のレベルはとても高い。映像等しっかり見て判断しましょう。

奴隷に奴隷だと気づかせないための似非平等思想がまかり通っている日本にいるとわかりにくいが、基本この世界は厳然たる階級社会である。タイにおいては身形は待遇に確実に影響する。なので何をするにも最低限の形は必要。バンコクにおいてはだらしない奴、不潔な奴、貧乏くさい奴には良い仕事は来ないのである(笑)なのでうだうだ言わずにそこは嫌でもやるしかない。

自分たちのスタイルがしっかり表現された資料や音源も必要だ。そして状況を作ったら即コンタクト開始だ。これから野外フェスも増えてくるだろうし、間違いなくシーンは活性化するのでとにかくガンガン挑戦だ。フェスのシーズンは乾季の11月~2月くらい。3月、4月は死ぬほど暑いのでお勧めしない。まだアーティストが充分には足りていないのでオーガナイザーは常に新しいネタをさがしているので思っているよりも簡単に大きなステージに出る機会を得られるだろう。現地在住の日本人に相談するのは決して悪くはないが、どうしても話が小さくなる。最初からタイの連中と直接交渉して自分達で正面突破する方が話が早いしステージもでかい。あとはライブで結果を出せば次の展開が見える。結果が出なかったら仕上げ直して再チャレンジ。めちゃシンプル。ただ、急がなくてはいけない。今後どんどん入り口は狭くなる。他の国のアーティストも狙っているからだ。

国境を越えて音楽活動を展開したい連中は急げ!

今すぐ飛び込め!!やれるぞ!!

あ、もう1箇所忘れてた。

BANGKOK UNDERGROUNDシーンにおいて異彩を放っている箱を忘れてはいけない。

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The Overstay – Bangkok Artspace, Venue & Room Rental

 

The Overstayは非メジャー臭の漂うあらゆるジャンルのインターナショナルなバンドやアーティストが出演しているLIVE BARでありゲストハウスでもある魔境だ(笑)特にパンクバンドにはお薦め。イスラエル人オーナーのYuvalを中心に現在はこの箱の他にチャオプラヤ川に浮かぶ大きなパーティー船を作っている最中という面白すぎる連中だ。

bk.asia-city.com

ビル一棟使ってさんざん好き放題遊びたおした挙句、昨年末に警察に思いっ切り手入れくらってめちゃ叩かれたのに1年後には船作ってるって…ほんまに心臓が強い。尊敬するわ。見た目はいかついけどフレンドリーな連中でアクセスフリーなのでとりあえずバンコクに来たら泊まってみるってのも面白いかも。

…ということで、今回は以上。周期的に俺の頭の中でずっと鳴っているブルーハーブの名曲を最後に貼っておく。皆様良い週末を。今日は昼から来週のフアヒンのイベントに行く為の長距離バスのチケットを買いに空港へ。地味で孤独なライブ活動はまだまだ続くのである。タイミングが合ったらどこかでお会いしましょう ♪

 

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