An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

An "I"Novels from Bangkok

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そんなわけで、レコーディングが始まった。事前にずっと弾きまくってけっこうメロディーやらコードやら考えたけど、結局【無】からのスタートになった。曲を決めて始めるならひとりでいいわけだし、別にそんなことをやりたいわけでもなかったからだ。ラムカムヘンの家を訪ねてすぐに『今日はどんなかんじでやる?』と聞かれて『とりあえず何も考えずに自由に』と言ったらPOKは笑っていたけど、やってみないとわからないし、弾けばなんらかの音楽にはなるし、締め切りがあるわけでもないのでこれでいいのである。まぁ時間はかかるが…必ずできる。

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アンビエントノイズも録ってみたが、なんか順番が違うような気がしたのでデーター保存したけど一旦ボツ。録りながら音が欲しくなったらまた考える。日々感じ方は変わるし1ヵ月前の俺と今の俺はもう違うので不変的な何かができるまでは何が生まれようと意味がなくなってしまう。今日やってみて『まだ制作の入口にも入ってないな』とは思ったが、運河の端の家の裏庭にある狭い小屋の中で繰り返し行った10分間のセッションの2回目の最中に今まで三人でやってきたセッションに対するアプローチが少し間違っていたことに気づいた。そうしたら次のセッションで音が変わった。明日はもっと面白くなるだろう。実は少しセッションが停滞していたので解決策が見つかって助かった。ふたりと作る音楽はまだ進化できる。