An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

とりあえずやってみる

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本日は夕方からBrown stone studioの2階にあるTommyのプライベートスタジオでレコーディング。正直ぜんぜん考えがまとまっていない。映像絡みの仕事なので短いが展開は細かくある程度ゴージャスにしなくてはいけないが、よくあるパターンで録音するのは嫌(単なるわがまま)だし、サンプリングの組み合わせだけで作ってしまうのも嫌(わがまま)なのでいろいろ考えてみたが流石にギターだけでは成り立たない…とりあえずスタジオでパズルみたいに組み上げるか…という具合で自分で自分の首を絞めるパターン丸出しである。何とかするしかない。

このような仕事の常で〇〇っぽくと皆さん簡単に資料として一流ミュージシャンの完成された作品の一部など提示してくれるが、一流の彼等が才能の上にどれだけの時間とスタッフワークと予算をかけてそれを作ったのかは考えていないようで、作り手もPCで安易にそれを模倣して仕事をしてしまうもので、それが積み重なってどうでも最終的にどうでもいい音になってしまうのである。実は今回もある程度ネタは考えてみたが、どうにも面白くなかった。色々踏まえた上で今回も伸るか反るかの勝負と相成った。相方として付き合うトミーには悪いが、がんばっていってみよう ♪

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このバンドすごくかっこいい。ゆるゆるであったかいギターの音色も素晴らしいし、ナチュラルな声のハーモニーも最高。俺が普段ループで作る音楽は音が重なり合ってどうしても混沌とするので、バンドで息を合わせることでしか表現できないシンプルで生々しい演奏に魅かれる。

俺も今日はいい音を作ろう。楽しみだ。

 

 



As Tears Go By

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あぁぁ楽しいっ!!ルーパーがひとつ修理から帰って来て久しぶりに2台回してみるとやっぱり自由度がぜんぜん違うので好きなように絵が描けてとにかく嬉しい。もうあと3つ(笑)修理中なので、修理から帰ってきたらアホみたいに全部つないで遊ぼうと心に誓う俺である。実際のライブでは全部つなぐと音質的にムリなんだけど、もし音質を落とさずにやれるもんなら10台くらい用意していろんな楽器を回してみたい。

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目下の悩みは枕である。毎日首を寝違えたような状態が続いて悪化していくので頭が痛いわ首は回らないわで大変だ。寝れば寝るほど体調が悪くなるという恐ろしい悪循環。先週から曲の組み立てを考え続けていて飯を選ぶのも面倒臭くなって同じものばかり食ってるし、遺憾とは思いつつ何もかもが面倒で、ろくでなし道をまっしぐらな日常。

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ここから先は少し悲しい話。

山本KIDが亡くなった。日本の総合格闘技の選手で一番好きだったのでとても悲しい。つい最近も試合を見直していた。その後、ガンで闘病中だと発表されたが1ヶ月もしないうちに亡くなってしまった。ここ数年若くして亡くなる人間が多すぎる。

俺の母も30代でガンで亡くなった。一度祖母に読ませてもらった母の死ぬ間際の日記は『生きたい』という言葉で埋めつくされていてとても悲しかった。読みながら泣きすぎて俺は疲れ切ってしまった。まだ子供だったのでわかっていなかったが、母の死期が迫っていた頃に最後の家族旅行に行った。ホテルに泊まって久しぶりに家族みんなで風呂に入った。ハッキリ憶えているのは母の痩せ細った身体と乳がんの手術で取ってしまった胸の大きな傷痕だ。俺はある程度状況を理解できていたので一生懸命母の前で明るく振舞った。母はずっと入院していたので久しぶりに一緒にいられるのが嬉しかったけど、正直言ってそのえぐれた胸は死を感じさせてただただ恐怖だった。あの光景は一生忘れられないだろう。旅行から帰って病院に戻った母はしばらくして亡くなった。その後、親父と母の死について話をしたことはないが、どれだけ悲しかっただろうと想像するのが嫌なのでこれからも聞くつもりはない。とにかく俺は普段死について考えないようにしている。ただ、命日が近づくと必ず思い出す。あと半月ほどで母の命日なのでいろいろ思い出していたところにKIDの訃報でとにかく悲しくなってしまった。死について考え出すとキリが無くて困るが、いつも輪廻転生の概念は救いなんだという結論に辿り着く。俺はタイ人の明るさやおおらかさに救われているのかもしれないとここに住んで7年目の今になって思う。

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写真は3年前に行ったシーチャン島で見た夕日。夢の中にいるような景色だった。たまには自然の中に行かなくてはいけない。特にこんな心持ちになった時は空を見た方が良い。都会は空が狭いので自分を見過ぎて心が狭くなる。大きな空や雄大な景色を眺めて『俺ってめっちゃちっちゃいな~(笑)』と思った方が気が楽になるのだ。チェンライとチェンマイは空が広い。汚れた心を洗うには良い場所だ。

 

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Parallel World

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本日はどうでもいい話。

最近の空き時間は少しでも英会話のスキルをマシにしようとYoutubeで映画やインタビューを見て(聞いて)いるが、以前見たエウレカセブンというアニメの未見の続編アニメの英語吹替版を見つけたので、この数日は曲作りの休憩時にそれをかけっぱなしにしている…がしかし、このアニメの内容がかなりややこしい。主人公がクォーツガンというデカい兵器をぶっ放す度に世界が改変されるという反則技的な設定があるもので、その度に誰かの存在が消えてしまったり敵味方まで変わったりして何が何だか分からなくなる。ある意味やりたい放題である。英語の聞き取りの勉強の為だしじっくり見ているわけでもないのでセリフさえ聞いてれば用は足りるんだけど、やはりストーリーは気になる。英語なので余計に理解できなくて同じ回がぐるぐる回ることになってぜんぜん進まない(笑)飛ばし飛ばしで一応最終回まで辿り着いたが、

最終的な感想は、わけがわからん である。

でも理解する気もない。ネット上にはアニメや漫画に限らず映画や小説、音楽等々の様々な作品の謎解き記事が溢れているけど、作った奴以外にわかるはずがない。なんやったら作った本人も解っていないかもしれない。ファンタジー作品にはパラレルワールドタイムパラドックスを描いた作品が多くあるが、俺の見ている世界が皆の見ている世界と同じかと言うとそうではないだろうし、生きている人間の数だけ世界はあるとすれば理解すしようと努力するのは無駄な時間だ。何かを感じたことで納得して現実世界に戻っていくのが良い。謎解きが楽しいのはわかるけど…意味なし。そのまま好きか嫌いか判断すれば良い。追いかけても結局迷宮入りで彷徨うだけだ。

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キングクリムゾンの曲は展開がたくさんあって面白い。憶えるの大変だろうな。

本日は以上。

 

 

詩の朗読とReading Poetry

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汚れっちまった悲しみに……

 
汚れっちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる

汚れっちまった悲しみは
たとえば狐の革裘(かわごろも)
汚れっちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる

汚れっちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れっちまった悲しみは
倦怠(けだい)のうちに死を夢(ゆめ)む

汚れっちまった悲しみに
いたいたしくも怖気(おじけ)づき
汚れっちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

 

最近のBARでのチルアウトセットには個人的な趣味としてチャールズブ・コウスキやウィリアム・バロウズアレン・ギンズバーグ、ジム・モリソン等々のReading Poetryの音をスマートフォンで再生してギターのピックアップから取り込んでノイズとして使ったりしているが、偉大な詩人たちに申し訳ないが意味は関係なくて音とリズムが良ければ兎に角思い付きで放り込んでみるという感じだ。

せっかく日本人なのだから…と詩の朗読や独唱などをさがしてみるが、なんだか聞いていて気持ち悪い。日本語の特性なのか演者のせいなのかはわからないけど、一声聞いて『気持ち悪っっ!』と叫んで消してしまうような代物が多い。中途半端な作り声で妙な抑揚をつけて読まれると蕁麻疹が出そうだ。本人の朗読ならどうだろうと萩原朔太郎の肉声朗読があったので聞いてみたが、これは…音もリズムもぜんぜん気持ち良くない。そんなわけで母国語のネタ探しが一番難航中である。

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もう数カ月さがしているが未だ使えるものがない。冒頭に貼ってある映像は歌い手でもある町田康。歌い手だしいけるかな…と思ったが、えらい真面目に読んでいるので面白くない。もっとキレキレな町田康の朗読ってのはないものか…ってかそれは町田町蔵だな。でも外国人の前でやっているし日本語の詩を使ってみたいとは思うわけで地道に探すしかない。多分俺が母国語だってことで意味を追い過ぎているのも悪い。

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片やチャールズ・ブコウスキは冒頭からいきなり心を掴まれる。声もリズムもいいので意味なんてどうでもいい感じ(笑)

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流石のジム・モリソン。説明不要。

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バロウズ。これも説明不要。いい音。

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ジャック・ケルアック。結局ビート詩人ばっかりだな(笑)

 

 

Rainy day in the Bar

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昨夜はホームグラウンドの BAR 12×12でゆるやかに演奏していた。月一回やっているChill Pod のいつものメンツが忙しくて集まらなかったので、DJの山ちゃんと俺でリラックスして交互にプレイ。お客さんは降り出した雨が止むのを待っていたが、最近のバンコクは長雨続きでなかなか止まなくて、ダルな空気の中で酒を飲みつつミュージックボックスのような気分でアブストラクト/アンビエントセットを弾くってのは悪くない金曜の夜の過ごし方だった。最近引き籠りがちだし(笑)

最近の12×12はイベントの無い日はタイ人や周辺国のアジア系やファランが多くてあまり日本人はいない。タイ人の女性バーテンダーのTarがキャリアも長くてカクテル好きに人気があるので彼女が入ってから特にタイ人のお客さんが増えた。タイのカクテルは甘酸っぱい。料理の味と同じ味構成。カクテルだけでなく基本なんでも甘い。キューピーマヨネーズも甘い。なので日本人はわざわざ日本の味のキューピーマヨネーズをさがして買い求める。マーケットでサラダを買った時に何度かタイ風味のドレッシングに挑戦したが、やっぱり不味くて食えなかった。日本茶も甘い。初めて飲んだ時は予想していなかったので衝撃でビックリしたついでに腹を立てて投げ捨てた。諸々を踏まえてTarにカクテルを頼むときは『甘くないのを作って!』とオーダーするが…微妙。仕方ない。これが文化の違いってもんだ。

ちなみにタイ料理の味は【酸っぱい→甘い】と感じるのが正解で、【甘い→酸っぱい】の順番で酸っぱさを後に感じた場合、『この食材傷んでる?』と考えるそうだ。俺は下町のマーケットで飯を調達するので、一応この原始的な判別法は常に頭に置いている。

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待ち続けているが、なかなか機材のリペアが終わらないので少し焦り気味。ツアーもレコーディングもあるし、アイデアを詰めたいが機材が足りていないのでイメトレしかできない。昨夜も1台のルーパーでロングセットを演るのはパズルのようだった。スマホのインチキDJプレイで間をつなぎながらの綱渡り。チルアウトは行けるがショーケースはゆっくりやっていられないので機材が要る。早く直らないかな…待ち遠しい。

11月8日、9日、10日の3日間は12×12の4周年のパーティーが開催予定でギタリストのマロンくんとDJダイチくんのユニット Based On Kyoto が毎年この時期に行うアジアツアーでやってくる。今年は犬猿も来るらしい。京都のアバンギルドで2年前に共演したが、ふたりとも男っぽいぶっ飛んだ音を出す。ものすごくかっこいい。がっちり好みだ。

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俺は11月8日の木曜日に出演予定。9日からはAsia Loop Festival。まだ何日に出演するのかは知らないけど、その頃には雨も減って良い気候になっているだろうしイベントが多い週末になるだろう。

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今働いている会社は大きなビルの中にあるが、バンコクに来た最初の年に良くBARで一緒に飲んでいたRainというタイ女性とエレベーターで会う。昨日も会って挨拶した。彼女は若いころに子供を産んで離婚して、俺が出会った頃はお母さんに子供を預けてBarで学費を稼ぎながら大学で勉強していて、その頃は本当にいろいろ苦労していたが、今は同じビルのオフィスで働いてるようだ。6年も経てばもちろん少し老けているが、以前より幸せそうな笑顔をしていて健康そうだ。『うまくいって良かったなぁ。強いなぁ』と会う度に幸せな気分になる。ただ、彼女は数年前に大幅に整形したので俺の知っている顔と違うしバストサイズも見た目でわかるくらい違う…ほぼ別人。でも何にしろ幸せならそれで良いのだ。

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昨夜はいろいろなことを思い出しながらギターを弾いていた。弾き続けているといろいろな場面が自分の音と重なって記憶されているもので、不意に長い間忘れていた場面がフラッシュバックすることがある。そんな時は自分が弾いている音を別の自分が聞いているような奇妙な状態になっている。昨夜、長く同じ空間で時間を過ごしたお客さんは、帰り際に皆打ち合わせをしたかのように『I like your sound.Thank you.』と言って帰っていった。多分それぞれがいろいろな思いを巡らせながら雨の夜を過ごしたんだろう。今俺はループマシンを使った演奏をしているが、最終的には1つの音を爪弾くだけで情景を喚起できるような演奏をできるってのが理想だ。ただ、まだデカい音が出したいのでそれはもう少しジジイになってから考える。

本日は以上。良い週末を ♪

ツアーに関するなんだかんだ

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日々は往き僕たちは流される硝子の船に乗って…と昔書いた歌詞の一節が浮かぶ時がある。こんな風に夜中に目が醒めてひとりであれこれ考えを巡らせているともう20年程過ぎたんだなと改めて驚く。チェンマイも前回演奏してからいつの間にか1年経ってしまった。今回こそはゆっくりするぞ!と思っていたが、いつの間にか一日残してライブで埋まってしまったので、この残りの一日はオファーが無い限りはチェンマイの友人とセッションでもしようかな…と言う感じで自分からブッキングのオファーのメッセージを出すのは止めることにした。

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今回初めて訪れるチェンライはレコーディングとライブ。アメリカ人のスタジオミュージシャン/デザイナーのMattがオーガナイズしてくれているが、どうやら俺一人では集客が心配だったらしく(笑)バンコクでも即興プロジェクトで何度か共演しているタイのアーティスト Yui Cello もチェンライに召喚された。俺はチェンライではまったく知られていないのでありがたい。彼女は表現に対する集中力が凄まじい。演奏力だけでなくオリジナリティーも併せ持ったクラッシック系では稀有な奏者。人柄も素晴らしい。彼女のチェロは数百年前の楽器で存在感がある。毎回演奏の合間に置いてあるチェロを眺めるが、いつまで見ていてもぜんぜん飽きない。ふたりともソロもセッションも演れるのでお客さんも俺達も楽しめるイベントになるだろう。

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前々回のチェンマイのイベントにサイドユニットで出演していて一緒になった映像のバンド Rasmee isan soul のギタリストSatukan Tiya Tira と、今回タイミングが合えば一緒に演ろうと話している。彼は俺よりぜんぜん若いけど、ものすごく良い音を出すのでシンプルに尊敬している。初見から『おお!すげえ!いい音!!!』となって、いつものごとく機会があったらセッションしようと勝手に思いつつ時は経ち、今回メッセージを送ったら是非やろうっ!!て話になったが、前回会ってから彼等はガンガン人気が出てきてかなり忙しいはずなので、後は彼のスケジュール次第。実現すると嬉しい。ボーカルのRasmeeはタイ東北地方の民謡をベースに現代的なソウルをミックスしたスタイルの素晴らしい歌手。ビブラートが特徴的。

www.rasmeewayrana.com

面白い共演者と会うと、図々しいとは思いつつダメ元でオファーをしてみる。最初はこんなにイージーにアクセスしていいんだろうか…?と思っていたが、共演してお互いの演奏を見ているので、自己紹介がすっかり終わっているようなもので意外とスムーズに話は進む。こんな感じで流れのままに出会ってきたタイのミュージシャン達だけど、少しでも嫌な思いをしたことが無い。俺が幸運なのか、タイの国民性なのかわからないけど、演奏活動に関しては楽しいことしかない。感謝。

俺が儲かりもしない突貫ツアーやマニアックなミュージシャン達に不思議がられるような普通の人の集まる場所でも演奏を続けている理由はハッキリとしている。狭いサークルの中で演奏しているとすぐに閉じてしまう心を戒めて、無理矢理抉じ開ける為だ。音楽の持っているコミュニケーション力を阻害するのは悪い評価を恐れて境界線を作ってしまう自分の心だ。演奏しても何も伝わらない…というような場面に実際に立つのは正直しんどいが、結局はいつも新たな何かを得る楽しさの方が勝つ。人間も含めて世界にはまだまだ知らないことが多過ぎるので興味も尽きない。今年に入ってからは演奏内容を詰めてきたのでどんな場面に出会えるのかとワクワクしている。

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KOTA amatuti TAKI Solo Tour 
~ Free improvisation music in Chiang-rai / Chiang-mai ~

2018/10/17(Wed) 
Event at Gallery <Chiang-rai> 
Kota amatuti Taki
Yui Cello
Yui Cello FB Page >> https://www.facebook.com/YuiSaowakhon/

Youtube>>https://www.youtube.com/cha…/UCTdmuWK1NVRdXVcnhtGmKrA/videos

Confirmed ... More detail coming soon.

2018/10/18(Thu) 9 pm 
Solo at Minimal Bar <Chiang-mai> Confirmed
FB Page >> https://www.facebook.com/Minimalbar2007/

2018/10/19(Fri) …Now booking
Pls send message to me ♪

2018/10/20(Sat) 
Thapae East Venue for the Creative Arts <Chiang-mai>
HP >> https://thapaeeast.com/
FB >> https://www.facebook.com/pg/ThapaeEast/about/?ref=page_internal

Confirmed ... More detail coming soon.

2018/10/21(Sun)
Studio3 at SRIPRAKARD CHIANGMAI
【Soundscape for Sunday afternoon】

Confirmed ... More detail coming soon.

STUDIO3 HP >> http://studio3.c2ec.com/
Sriprakard Chiangmai FBhttps://www.facebook.com/pg/ศรีประกาศ-Sriprakard-Chiangmai-597232353720028/about/?ref=page_internal





Carrier Wave 2 Stylish Nonsense& Kota Amatuti Taki meets Arak Abakaz Open Reheasal 後記

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Arakさんの声はすげえぶっとい声だった。重なり合った倍音がめちゃ説得力があって、喋ってるだけでいいよな…と彼が最初に一声出した時に思っていた。Pok&Juneは毎度何も気にせずマイペースなので必然的に俺は狭間に立ってバランサーの役目をすることになる。やっぱり歌い手が歌おうとしているのを見ると何かフォローをしなくては…と思ってしまうのは本能的な衝動なので前半はかなり俺の脳内は混沌としていた。現れては消えていく曲の断片をつなぎとめるべきなのか捨ておくべきなのかと悩みに悩んだ。そうは見えなかったと思うが最近は腕のあるミュージシャンとの共演が多いもんで、結構自由になるまでにかなりの努力を要することが多い。楽しいんだけどね…。

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1stセッションが終わって休憩している時に4人が集まって次のセットについてなんだかんだ話している場面は打ち合わせのようでぜんぜん話が噛み合っていないところが結構面白かった。不思議な会話だったので映像に撮っておけばよかった。Pokは話を聞いている体で聞いていないし、Juneさんはほぼ聞いていないように見えた。いつもなんにも言わないのでわからん(笑)Arakさんはテンション高くアイデアを出していた。暖簾に腕押し状態ではあったが…。俺は相手はレジェンドだけど外人の利点を活用して『演奏気にしないで好きに歌ってよ。そうすりゃ俺たちはフォロー…しないかもしれないけどたまにするときもあるし(笑)とにかく何も気にしないでやってね』とこれまた曖昧な話をしていた。

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Arakさんは俺よりだいぶ年上だけどアーティストの常でピュアな人なので真剣に聞いてくれていたので俺も少しは歌いやすいようにやろうと思っていた。ところが、2ndセットの始まり方を打ち合わせしたのにも関わらず、頭っから全く違う入りをするっていういつも通りのスタイリッシュナンセンスのナチュラルボーンキラーなやり口に笑ってしまった。なんだか申し訳なくてしばらく俺もArakさんの方を見れなかったし。でも彼は子供のように新たな挑戦を楽しんでいた。アーティスト達はみんな子供みたいだ。とりあえず面白い夜だった。

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仕事の作曲の資料がボサノバばっかりで困っている。聞くのは大好きだけどやったことないし。まあなんとか消化するよう努力しましょう。

 

本日は以上。