An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

11月のスケジュール後記

写真は12×12の時のもの。11月最後のライブはインディーロック系のイベントに触発されたのか懐かしのシューゲイザー的な音でちょっとツインピークスって感じの導入部の後は流れでポストロック→ノイズってな感じのけっこうわかりやすいセットだった。アメリカのインディー映画のクルーがイベントのドキュメンタリーを撮っていて、なんだかいつもよりもさらに雑然とした雰囲気だったけど、混沌=バンコクって感じではあるし、昨夜の会場はパッポンのゴーゴーバー Black Pagodaなわけで、気を使うことはまるでなく、ただ好きに弾いて場のテンションを作る役目を楽しんだ。途中からはノイズセットの様相になって最後はギターの弦も切れ飛んでチューニングべろべろで不協和音にハウリングノイズって状態で終了。高速ビートのノイズ演奏をやるとギターを叩き折ってみたくなるが、長年の相棒335はちょっとした衝動では流石に叩き折れない。

最後のバンドまで見て、その後夜中3時から8キロの道のりを機材を担いで2時間かけて徒歩で帰って来た。ギャラが週明けてからの振り込みってことで単純にタクシー代が無かったのである。今月はマジで修行でしかなかった。なけなしの金を払ってギターを弾いて歩いているようなもんで精神的にもとてもきつかった。2日間飯を食っていない残エネルギーゼロの状態で今朝明け方に帰宅して背中のギターを置いた瞬間、身体を壊す前にブッキングのやり方を変えようと真剣に思った。今もそのまま飯を食っていないが、限度を超えてしまって空腹を感じていないだけである。もう少しきっちりやらないとめちゃめちゃ働いてるのに飢えて死ぬことになる。シンプルに危ない。てか最低限飯は毎日食いたい(笑)

Woot Root at Black Pagoda 

今月は9本弾いたんだけど、カフェやBARやギャラリーでやる ambient/chill out set と Loud/noise set とが完全に別テイストになってきているので、このまま両方詰めていく方向。毎回ライブが終わるとドラムマシンを使ってみたくなるんだけど、これ以上演奏方法を複雑にするのも鬱陶しいし何より重たいので保留している。小さい現場で使うならば明らかに i-pad のほうがイージーだしソロの仕事を増やすなら後者だな…。

Solo at Fatty's Bar

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今月から導入した TC Electronic のFlashback 2 Delay は音が良くてかなり便利。俺はまだ機能を把握できていないが、フットスイッチが特殊だったりセッティングを読み込んだりもできるようだけどまだぜんぜん把握できていない。とりあえずかけときゃええ感じの音色になるので演奏をサボってるような気分になるが、その分他のことが弾けるので結果は良好。

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マロン君とやった初セッションはゆるくて良い感じだった。同い年ってのはけっこう関係あると思うけどナチュラルに音が馴染む感じの時間があった。またそのうちやってみたい。

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ドキュメンタリーはインタビューも収録するらしい。英語だよな…英語で音楽について話すのってきっついなぁ。