An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

UNKNOWN ASIA Awards Exhibition From Bangkok to Osaka, from Osaka to Bangkok

f:id:amatutitaki:20170804082348j:plain

昨夜はThe Jam Factoryでアートエキシビジョンのオープニングパーティーに参加してライブペインティングとセッションしてきた。アジア各国の若いアーティスト達のエキシビジョンで会場も建築家であるオーナーにデザインされた素晴らしい場所。バンコクに来てからGalleryでのパーティーに呼ばれて演奏する機会が増えた。もともと絵や写真を見るのは好きなので呼ばれるといつも楽しんで演奏している。今回は特に20代のアーティストばかりで会場に来ている皆さんもとても若かった。音楽はPOKさんと娘さんの実の親子デュオMy Post Lifeとわたくし KOTA TAKIのソロ。たまたま同じステージに呼ばれたんだけど、アコギとピアニカという編成の親子デュオはとてもかわいらしくて、明るい会場の雰囲気に良く似合っていた。

f:id:amatutitaki:20170804083638j:plain

俺はと言えば、昨夜は決まった曲は1曲もやらず、とにかくなんだかんだ弾き続けた。エンディングはライブペイントの終わりに合わせて1曲だけ曲を弾いて終わる予定だったが、POKさんが急にピアニカ持って入って来たので予定通りとはいかなかった(笑)とりあえずエンディングを作って着地はできたし、会場に来ていたアーティストやミュージシャン達が楽しそうにしていたのでまあ悪くない。相変わらず良く乱入されるのはなんでなんだろうなと帰りのタクシーの中で考えてみたが、演奏から何かを感じてくれているんだろうってことで深く考えるのは止めた。最近やっと程よく力を抜くことを憶えたようで、俺が俺がって感じが無くなってきた。パーティーの時は刀は研ぐけど無駄に切らないって感じになると年相応でいいかなと…(笑)

f:id:amatutitaki:20170804084723j:plain

左からチェロ奏者のYui Cello、POKさん、歌い手のUbolwan Piakaewさん、俺、今回のイベントのタイサイドのオーガナイザーで服と靴のブランドMUZINAのオーナーのタカくん。http://www.muzina.net/

写真真ん中のUbolwanさんは、今となってはYuiさんと組んでいるトリオのバンドでタイの人気TVショウに出演して有名になった歌い手さんでピアニストなんだけど、3年ほど前にアンポワーの旅行中に川沿いのレストランでひとりの演奏を見て本当に感動して、後にイベントでYuiさんと友人になった縁で昨夜初めてきっちり紹介されて正式に出会えた。ミラクルな感じである。最初に演奏を聞いた時、ピアノの美しい音色と丁寧で震えるような高音が切ない澄んだ歌声が夕暮れのアンポワーの光景と自然のノイズと相まって、あまりに印象的だった。

昨年、テレビ番組でYuiさんと演奏している映像を見つけた時に『あ!!あの時のピアニストや!!』となって興奮してひとりで部屋で右往左往した。最近はサトーンのカフェで弾いているらしいが、できることならまたあの場所で聞いてみたい。上の映像は俺の見たレストランでのリラックスした演奏。あの場所には2回しか行ってないのにピアノやピアノ周りの調度品を憶えてしまっている自分に驚く。普段は記憶力が悪すぎて困ってるってのに…とりあえず地道にギター弾いてて良かった。会えて嬉しかった。

www.youtube.com

www.youtube.com

昨夜インドネシアから参加していたケンくんというアーティストがいて、若いのに完成度の高い素晴らしい色使いの作品を多数展示していた。演奏が終わってから最初にCDないかと声をかけてくれたのが彼だった。なんだかんだ話しているうちに『え!あの作品描いた本人!?』となってびっくりした。インドネシアに演奏に来ないかと誘われたのでそのうち行ってみようと思う。彼の作品はしたのURLで見られる。色使いが本当にキレイ。

ARDNEKS – PARAiSO GRAFiCA

f:id:amatutitaki:20170804094903j:plain

そんなわけで昨夜も良い夜だった。