An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

最近の徒然。

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2018/03/17 (SAT) 21:00 ~ 1:00
Rendezvous with Sergio Vardinelli / Ramintra
Venue : Bar 12×12 (Thong lor Soi18/1) 
Entrance fee: 200 B
Rendezvous with Sergio Vardinelli / Ramintra


Improvised Jam session by
Sergio Verdinelli × Kota Taki (amatuti dub drawing space)

Local Guest Live Set
RAMINTRA

DJ Gaolao

 

日本でのライブの後、トランジットで再びバンコクに滞在するセルヒオと再びセッション。今回はメンバーのスケジュールが合わなかったのとセルヒオがふたりでシンプルにやってみたいと言ったのでデュオ。前から呼ぼうと思っていたタイのアーティストRAMINTRAのふたりと若い友人のDJ GAOLAOことみっちゃんも出演。

下の映像は前回のイベントのファーストセッション。毎回出会ったばかりのファーストコンタクトには面白いテイストがある。途中俺が完全に観客になって映像を録って楽しんでいる時間があるのが映っている(笑)楽しいセッションだった。今回も楽しみ。

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この2週間ほどはいろいろ考え込んでいた…といっても音楽のことばかりなので悪いことではない。ライブの時は極力考えないので、日々演奏について深く深く考える。複数のルーパーを使って作る音はパズルのような部分もあるので、フレーズを作る際の加工の手順について悩むこともあれば、加工前のミニマルなフレーズについて、メロディーについても試行錯誤する。コードについては極力勉強しないので未だに10代の頃にパンクロックやシンプルなロックチューンで憶えた単純なコードと見よう見まねで憶えたコードが基本。最近のソロではそれすらほぼ弾かない。コードは演奏すれば勝手に出来上がるので必要ない。最終的には短いフレーズとドローンノイズとメロディーを積み重ねて抽象的で言葉では説明できない曖昧な感覚をその場にいる人に見せる…というようなことをやっているわけだけど、ひとつ問題が解決すればすぐに次の課題が出てくるので果てしない。今はルーパーを使わずに展開を作るトレーニングをしている。要するに今さら普通のことをやっている(笑)ゴールが見えないので飽きもせずにずっと続けてられるんだろうな…と最近は思っている。

音質が気にくわなくて一年以上前に売り払ってしまったが、音質の良いギターボコーダーも再度導入したくなっている。セッティングが複雑化するので面倒だけど、そのうち再導入するだろう。

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フライングロータスはバランスが最高に良い。野太いビートに美しく漂うフリーキーな演奏。深い夜の匂いもするしクールで色っぽくてほぼパーフェクトに好みだ。こういう音楽を聴いていると女性ボーカルのラインが欲しくなるけどバンコクの女性のボーカリストと膝を詰めて作るのは気を遣うし面倒なのであまりやりたくないので自分でボコーダーで歌ってしまおうって結論になる(笑)

誤解を恐れずに素直に言ってしまえば俺はボーカリストという人種が好きじゃない。だいぶ前だけどトラウマになるような出来事もあったし、歌い手は基本傲慢だからだ。理由は簡単でどんな歌い手でも歌えば必ずメインのポジションなので、必然的にバックで演奏してもらうのが当たり前だと思っているからだ

俺は彼等に負けじと自己中心的で伴奏が大嫌いなので、歌のバックで弾く技術をほぼ持っていないし、単純にイライラするのでぜんぜん向いていない。なので、友人の頼みで気が向いた時以外は基本歌のバックは断わっている。冗談じゃなく年々本気で嫌になってきているので、デストロイヤー気質が炸裂してライブを破壊する前にこの際ハッキリ書いておくことにする(笑)

俺は歌のバックには全く持って不向きです!!

非常に危険なのでライブには使わないほうが良いです。

でも録音では使える場合もあります(笑)

世の中には歌い手を愛している上手いプレイヤーがたくさんいるので、そういう皆さんに頼んだ方が間違いなく良い演奏になります。適材適所ってやつです。歌い手の皆さま、ご理解のほどよろしくお願い致します。

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だんだん暑くなってきた。

今年は痩せないぞ!!

Improv-2

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即興セッションで良い音が出た瞬間ってのは心の底から楽しい。楽しいので続けているうちにいつのまにか普通に演奏することを止めてしまった。今、俺が誰かの曲や決まった形のある曲を演奏する機会は年に数えるほどだ…てかほぼ無い。あまりの偏り具合に、最近はミュージシャンとかコンポーザーとかソングライターとか名乗ってはいけないよなぁ…と本気で思っている。ぜんぜん完成された曲なんて作ってないし。

今回の参加メンバーも実績、腕前ともに素晴らしくて、こういう機会を与えられていることを感謝するしかない。今も完成とは言い難いけどタイで活動再開した頃の自分を省みると未完成もええとこで、あの程度でよく今まで演奏機会を失わずに生き延びたもんだと思う。やり続けて少しずつマシになっているので日々精進である。今回のセッションは世界を飛び回っているYOSHITAKE EXPEくんの紹介で実現したわけだけど、YOSHITAKE EXPE、Marronという国境をまたいで活動しているふたりの日本人ギタリストとタイのギタリストGOLFさんを現場で見たことは俺の演奏に多大な良い影響を与えてくれた。この前ご一緒したNYのギタリストEyalさんの時もそうだったけど、音源ではなく生演奏を見ることでしか得られない感覚ってのが確かにある。

ここ数年だけでもいろいろな素晴らしいミュージシャンを見て肌で感じたことだけど、音楽を愛するみんな、特に若いミュージシャンにはできる限り素晴らしい演奏に生で触れることを薦める。誤解を恐れずに言えば、神懸った演奏には見ているだけで演奏を上達させるくらいのパワーがある。間違いない。あれはほぼ超能力みたいなもんだ。音を浴びるとエネルギーをもらえるって感じだ。

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セルヒオは今日の演奏が終わった後、日本にも渡って演奏する。今日の昼間にメッセージでやりとりして聞いたYOSHITAKE EXPEオーガナイズのこのセッションの内容は、帰れるものなら日本に帰って見てみたいと思わせる興味深いものだった。大阪、京都で開催されるイベントのフライヤーを載せておくので時間の合う方は是非イベントに参加して欲しい。

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SERGIO VERDINELLI, DRUMMER.

IT WAS BORN ON DECEMBER 12, 1975.
START ITS MUSIC STUDIES AT 10 YEARS OF AGE.

IN THE YEAR 1991 GIVES ITS FIRST STEPS AS A PROFESSIONAL MUSICIAN, FORMING PART OF THE GROUP ''ILLYA KURIAKY AND THE VALDERRAMAS'', WITH WHOM IT CONTINUES TO COLLABORATE AT THE PRESENT TIME. RECORDING THE FOLLOWING ALBUMS TOGETHER WITH THEM: ‘’HORNO PARA CALENTAR LOS MARES ''. '’VERSUS''. ‘'LECHE''. ''KURIAKYSTAN ''. '' CHANCES ''

IN 1992, HE STARTED HIS STUDIES ORIENTED TO JAZZ AND IMPROVISATION WITH MASTER JOSE MARIA '' PEPI '' TAVEIRA, BECOMING ONE OF HIS OUTSTANDING DISCIPLES.

IN THE YEAR 1993 COLLABORATE FOR A YEAR WITH JUAN CARLOS BAGLIETO, ROTATING THROUGHOUT THE COUNTRY.

FROM THE YEAR 1994 AND 1995 MAKES ITS FIRST PARTICIPATIONS IN THE JAZZISTIC SCENE OF THE CITY OF BUENOS AIRES, BEING CALLED BY REFERENCES ARTIST SUCH AS ERENESTO JODOS, JUAN CRUZ DE URQUIZA, GUILLERMO KLEIN, LUIS NACHT,
JUAN CARLOS'MONO''FONTANA, MARIANO OTERO, HERNAN MERLO, ENRIQUE NORRIS ... AMONG OTHERS.

BETWEEN THE YEARS 2001 AND 2004 BEGINS ITS COLLABORATION WITH THE ARGENTINE SINGER AND COMPOSER FITO PAEZ, WITH WHOM HE MAKES A LARGE AMOUNT OF INTERNATIONAL TOURING, PARTICIPATING IN THE ALBUMS '’ NATURALEZA SANGRE '' (CD AND DVD) AND ‘’MI VIDA CON ELLAS '' 

IN THE YEAR 2005 HE IS CALLED BY LUIS ALBERTO SPINETTA, ONE OF THE TOP CULTURAL REFERENTS IN ARGENTINA.BEING PART OF HIS GROUP UNTIL HIS DEATH, IN THE YEAR 2012.
RECORDING THE FOLLOWING CD'S '' PAN '', '’ UN MAñANA'' AND IS PART OF THE LIVE RECORD (CD AND DVD) OF THE CONCERT ‘’BANDAS ETERNAS''www.youtube.com/watch?v=okRBMZRZnv www.youtube.com/watch?v=okRBMZRZnvg

IN 2006 IS AWARDED WITH THE CLARIN ( MAJOR NEWSPAPER IN ARGENTINA) PRIZE AS JAZZ ARTIST.

ALSO IN 2006, CREATING THE JAZZ CAREER OF THE CONSERVATORY OF THE CITY '' MANUEL DE FALLA '', IS DESIGNATED AS PROFESSOR OF INSTRUMENT (DRUMS) .CHARGE THAT KEEPS EFFECTIVE AT THE PRESENT TIME.

IN 2012 IS PRESENTED FOR A WEEK IN THE MYTHICAL '' VILLAGE VANGUARD '' IN THE CITY OF NEW YORK, FORMING PART OF THE GROUP OF GUILLERMO KLEIN, WITH THE SPECIAL PARTICIPATION OF LILIANA HERRERO. THESE PRESENTATIONS ALSO HAS LIVE REGISTRATION .''GUILLERMO KLEIN LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD. FEATURING: LILIANA HERRERO '', ALONG WITH BILL McHENRY, BEN MONDER, MATIAS MENDEZ AND RICHARD NANT.

FROM 2013 TO THE PRESENT TIME, FORMING PART OF THE BAND OF THE PRESTIGIOUS SINGER AND COMPOSER ANDRES CALAMARO.REALIZING INTERNATIONAL TOURS. RECORDING THE ALBUMS ''BOHEMIO''. ''JAMON DEL MEDIO'' ‘’PURA SANGRE '' AND ‘'VOLUME 11''

AS LEADER AND COMPOSER: EDIT HIS FIRST CD '' PRIMO '' (2005) TOGETHER WITH THE PRESTIGIOUS MARIANO OTERO, JUAN PABLO ARREDONDO AND RODRIGO DOMINGUEZ.

HIS SECOND DISC '' SICOMORO '' (2009), ALONG WITH TWO REFERENCES OF THE LOCAL SCENE:

ERNESTO JODOS(PIANO AND KEYBOARDS) AND PATRICIO CARPOSSI ( ELECTRIC GUITAR)
Sergio Verdinelli
IN 2016, IN COOPERATIVE ACTION, ALONG WITH THE HIGHLIGHTS MARTIN SUED AND JUA PABLO DI LEONE EDITAN '' CHICHE TRIO '' WINNER OF THE SECOND PRIZE FOR PRODUCTIONS AWARDED BY THE NATIONAL FUND OF ARTS.
Sergio Verdinelli
ACCOMPANISHING MULTIPLE ARTISTS IN THEIR VISITS TO OUR COUNTRY:

WAYNE KRANTZ, MICHAEL FORMANEK, TIM BERNE, MARILYN CRISPELL,TONY MALABY, MARK HELIAS, STEVE CARDENAS, RALPH ALESSI, BEN MONDER, JOHN HEBERT, DARRYL JONES, TIM RIES, BERNARD FOWLER.OTOMO YOSHIDE. DAMO SUSUKI.YOSHITAKE EXPE.

some artists with whom I play and record.

LUIS ALBERTO SPINETTA, ERNESTO JODOS, GUILLERMO KLEIN, JUAN CARLOS '' MONO ''

FONTANA, ANDRES CALAMARO, FITO PAEZ, ILLYA KURYAKI AND THE VALDERRAMAS, JAVIER

MALOSSETTI, MARIANO OTERO, RODRIGO DOMINGUEZ, WAYNE CRANTZ, TIM RIES, JUAN PABLO

ARREDONDO, HERNAN MERLO, JUAN CRUZ DE URQUIZA, LUIS NACHT, RICHARD NANT, RAMIRO

FLORES, DIEGO URBANO, SERGIO WAGNER, PATRICIO CARPOSSI, JUAN PABLO NAVARRO, HERNAN

JACINTO, MARTIN SUED, JUAN PABLO DI LEONE, FRANCISCO FATTORUSSO, LISANDRO

ARISTIMUÑO, CARLOS CUTAIA, MATIAS MENDEZ, GUILLERMO VADALA, BALTAZAR

COMOTTO, FERNANDO KABUSACKI, MARINA FAGES, MARIANA BARAJ, BERNARDO BARAJ, LUCAS

MARTI, LILIANA HERRERO, PEPI TAVEIRA, MARINA FAGES, BEN MONDER, BILL McHENRY, AARON

GOLDBERG, TIM BERNE,

MARK HELIAS, JOHN HEBERT, STEVE CARDENAS, DARRYL JONES, BERNARD FOWLER.WILLIAN

WENANT, MARILYN CRISPELL, TONY MALABY, MICHAEL FORMANEK, RALPH ALESSI, OTOMO YOSHIHIDE.DAMO SUSUKI. YOSHITAKE EXPE.

今夜は久々のホームでのチルアウトセット

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2018/02/10(SAT) Solo ambient play at BAR 12×12

久々って言っても2カ月ぶりくらいだけど、今夜はイベントやパーティーではなくて通常営業中の BAR12×12 にてチルアウトセット。今夜のバーテンはBARの主でもあるヒロシ、DJは最近いろんなところでプレイしまくっている人気者のみっちゃん(DJ GAOLAO)良く知った友人達なのでスーパーリラックスな空間になるだろう。

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心から安心できる場所での演奏ってのはやっぱりステージとは少し違ったフリーダムな演奏になる場合が多くて、こういう場所があるのは幸せなものです。移りかわりの激しいバンコク、それも激戦区トンロー界隈で生き残っていくのは大変だろうけど、雰囲気の良いBARなので頑張ってサバイバルしてほしい。

katsuiyuji.exblog.jp

再来週にはROVO勝井祐二さんとBased On KyotoのギタリストMarronくんがタイツアーに来るが、その際に12×12でもイベントが開催される。共演はStylish Nonsense に急遽出演決定のレゲエシンガーの 光風とかなり豪華なメンツ。多分日本では見られないラインナップなのでバンコク在住で興味のある方は是非参加してください。

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俺はと言えば、先月末から続いていた無理目のスケジュールでお疲れ気味。でも精神的には悪くないコンディション。今年度のハイシーズンは小ツアーも休んでボチボチで…とかいいつつも演奏の機会はそこそこあるし、インドネシアの若手アーティストKENDORAにもアートフェスで会って、昨年実現しなかったツアーを実現しようと言ってくれたし、友人からタイ国内のツアーのオファーもあったりして幸せな日々である。録音が止まっているがネガティブな理由ではなくて、弾き歩く中で演奏が良い方向に進化しているので一区切りついてから録音するって理由でそれも良い感じ。

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そろそろ暑くなりだす時期だけどなぜか涼しい日々である。嬉しい限りだけど忙しすぎてなかなか満喫できない。暇見つけてアンポワーのロッジでぼーっとしたいなぁ(笑)

 

Curiosity killed the cat but what's wrong is it?

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Photo by Thom Aj Madson

最近調子が上がっていてそんな瞬間が少しずつ増えてきていたので予兆はあったが、木曜のJAMでのソロは短いステージだったけど久しぶりに小屋にいる人全員を最初から最後までロックした感があって面白かった。これが常にできていれば苦労しないんだけどな…そして毎度のごとく良い時は撮れていない。後悔先に立たず。

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Photo by Tijana Pavlov

とりあえずこの日から日曜日まで弾き続けた。色は違ったがどちらも面白いイベントだった。週末は良い景色の中で3日間たくさんのアーティストの絵を見られて楽しい時間だった。絵描きは基本がひとり表現なので、最近はミュージシャンより絵描きさんに影響を受けることの方が多い。今回もライブはほぼ見ていない。アーティストの作品の方が表現の形態も多いし音楽より自由でそれぞれが独自の視点を持って世界を切り取っている感じが興味深かった。

今回は残念ながら大好きなライブペインティングとのセッションではなくアニメーターの作業に音を乗せていくって感じだったけど、アニメーターの出来上がった映像は想像と違ったりしてすごく面白かった。めちゃめちゃ気になる人もいたし。とりあえず演奏というよりはBGMだったので、できるだけ趣旨にそってアニメーターの皆さんの為に演奏したつもりだけど、どのくらい効果的だったかは初めての試みだったので正直わからん。次回があればより高みを目指すつもりだ。

sawakokabuki.wixsite.com

できることなら次は事前に企画内容を理解して、作戦を練ってから挑みたい。やりながら、まだまだクオリティーがあげられる余地がだいぶあると感じたからだ。打ち合わせまったく無しだったので、チームとしての連携があればもっと美しい流れが作れるだろう。

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人に何かを見せるときに言葉で説明をする理由は、見ている人が『理解できないだろうから』という理由である。手っ取り早く言葉で説明してさっさと概要を理解してもらって、ビジネスに結び付けなくては…ってことなんだろうけど、過剰な情報は想像力や好奇心を初期段階で麻痺させてしまうわけで逆効果だし過保護すぎるんじゃないかな…と思っていた。裏を返せば、そこまで説明しなくてもみんな理解できるはずだと思っている。解釈は千差万別であるほうが面白い。個人的な性格の問題だろうけど、その場にいる全員が、最初から最後まで同じ方向を向いて同じように感じる必要があるのか?とすごく疑問に思った部分もある。

平たく言うと、わからなあかんかい?ってことだ。

世間的にはわからなあかんのか…?常識がないのでそれがわからんけど、説明なしの無垢な表現が気になれば、絶対にショーの後のトークショーでそれこそめちゃめちゃ質問したくなるんじゃないのかな…。機材の使用法を説明することと、それを使った表現を同じ次元で扱うと、どっちつかずで殺し合うことになる。何かを作って見えないものを伝えるのは表現者が担うべき領域であって、それが言葉の説明なしで伝わらないならば、それはクオリティーが足りないのだ。今回もみんなそれぞれ自分の仕事をしているわけで、それは何も悪くないが、ただそれが最大限に効果的に機能はしていなかった。チームでやる時はリーダーがいるしディテールがほんまに大事やな…と思った次第。

 

KOTA amatuti TAKI Live Schedule 2018 - ②

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KOTA amatuti TAKI Live Schedule 2018 - ②

2月は面白い企画が続きます。素晴らしいミュージシャンとの共演やジャムセッション、ライブペイントとのコラボ。タイミングの合う方は是非。詳細追加していきます。

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 2018/02/01 (THU)

Future sound of Guitar at JAM  ~Sathorn/BKK~  Ticket : 300B

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a night of edge music with 3 solo sets of futuristic guitarists

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Eyal Maoz (Hypercolor, Edom, Dimyon, 9 Volt, Cobra, Abraxas and more) (10:30pm)
https://www.eyalmaozmusic.com/
https://soundcloud.com/user-432343334/sets/eyal-maoz-guitar-solos

Eyal Maoz is an Israeli-born American composer, guitarist and bandleader. His music integrates rock, jazz and avant-garde, tinged with electronic and radical Jewish-Middle-Eastern sound. He’s a Tzadik, Ayler, Out Now and Piadrum Records artist and a member of John Zorn’s Cobra and Abraxas ensembles. Maoz is described by John Zorn, the influential modern composer and MacArthur genius award recipient, as ‘a vital member of the New York downtown scene’.

Kota Taki (Amatuti dub drawing space) (9:30pm)
https://www.youtube.com/watch?v=e0cS5XUyyxY&t=463s
https://soundcloud.com/kota-amatuti-taki

Kota Taki is Japanese composer and guitarist, born in 1969 with childhood music background by learnt classic piano then started original song writing since 1984. Dub drawing space is free style loop music solo career from 2003 Taki performed all over Japan countlessly until immigrated to Thailand in 2011 and started musical activities again from 2013.

Tuanthong Niyomchart (Death trip) (8:30pm)
Tuanthong is guitarist of thai legend alternative band 'Emily' (1998) and 'Daytripper' successful in Thai major pop scene (2001) and at same time his experimental side project was lo-fi noise music made by electric guitar called 'Deathtrip'

**plus live visual by young artist : Sirasith Poopattanapong
https://www.facebook.com/VisualartSirasith/

***expect every artists jam together in final set with freejazz drummer Pong Nakornchai

curated by Pok Stylish Nonsense

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2018/02/02(FRI)~02/04(SUN) 

ART GROUND 03 at The Jam Factory ~ Khlong San/BKK ~

www.evensi.com

The Jam Mag.presents
ART GROUND 03
FEBRUARY 2-4, 2018
AT The Jam Factory
4PM - 10PM
FREE ENTRY!!!!!!!!!!!!!

when ART fall from the cloud, 
the will all come to the GROUND

ART GROUND คอมมูนิตี้ศิลปะสร้างสรรค์ของคนรุ่นใหม่ที่ให้ความสำคัญกับเรื่องราวของงานศิลปะ โดยไม่จำกัดประเภท กับการกลับมาอีกครั้ง! ของตลาดขายงานศิลปะแห่งเดียวที่รวบรวมเหล่าศิลปินระดับประเทศ รวมถึงเปิดพื้นที่ให้ศิลปินรุ่นใหม่ที่กำลังมีผลงานน่าจับตามอง ได้มาร่วมกันแสดงออกถึงตัวจนอย่างไร้ขีดจำกัด

ครั้งนี้พิเศษขึ้นกว่าเดิม กับธีม crossover ที่ได้รับความร่วมมือจากศิลปินต่างชาติ ที่ข้ามประเทศมาสนุกด้วยกันถึง 14 คน จากทั้ง 4 ประเทศ เบอร์ลิน, ญี่ปุ่น, ฮ่องกง และอินโดนิเซีย ที่จะเข้ามาร่วมแจมในทุกโซนของงาน ในรูปแบบของการแสดงผลงาน เสวนา เวิร์คช็อป และ live animation

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2018/02/16(FRI)
Improve -second session- at LIVE CUBE
~Prakhanong/BKK~ 

Special Guest: Sergio Verdinelli from Buenos Aires

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Jam session with

Nakarin Teerapenun aka GOLF T-BONE

Pok Pongprayoon (Stylish Nonsense)

June Kalambaheti (Stylish Nonsense)

KOTA TAKI (amatuti dub drawing space)

相性の悪さに苦しむ

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昨日はエフェクターマーケットって面白い企画でゆるやかで楽しい1日だったが、音では苦しんだ。ライン入力でミキサーに放り込んで弾いていたが、パワードスピーカーが強烈にコンプがかかる仕様でぜんぜんギター向きじゃなかった。ギターアンプと同じ弾き方だとクリアな音が出なかったので、前半20分くらいは弾きながらいろいろ試してアジャストしていく感じだった。久々に大苦戦したなぁ…めちゃきつかった。やはりエレキギターはアンプで鳴らす方が良い。会場のエフェクターフリークたちは楽しんでくれたみたいなので最低限はクリアしたけど、音がすぐに飽和して潰れるので重ねられなくて、どっちかというとメロディーで勝負せないかんようになってしまって最近のアブストラクトな感じとは違うPOPなセットになった。やっぱりチューブ・プリアンプがいるなぁ。他の出演者が使っていたPC系の音はガッチリ出てたから、アウトプットの出力の問題だと思う…多分。音が気になると演奏が広がらないので何とかせねば。f:id:amatutitaki:20180122085213j:plain

BROWN STONEについて機材を置いて挨拶をして、出番までの間は庭の椅子に座ってビール片手にぼ~っとリラックスしていた。すると、メッセージがポロポロ入ってきてその中でライブペイントとのコラボのオファーをもらった。90分のロングセッション×3日間、アーティストは日替わり…いいなぁこういうやりがいのあるオファーって…と、空を見上げてセッションの様子を想像して恍惚としていた。かなり気持ち悪い(笑)とにかく面白そうなオファーに感謝。今日スケジュール調整するけど、2月1日もJAMでコアなイベントに出演するので、決まったら1日から4日まで毎日ええ感じの空間で4つの演奏ができるわけで、幸せな気分だろうなぁぁぁ…ということでなんとしてもスケジュールを作る所存である。

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オーバーステイに来ていたイギリス人のお客さんが撮ってくれた一枚。いつもとなんか印象が違うなと思ったら、目の前のショーを見ながら演奏しているので、顔が前を向いているからだった。ソロセットだとギターのボリューム/トーン、ピックアップや4台のルーパーをせわしなくスイッチングしているのでだいたい俯いているし、半眼で顔がぼーっとしているのでこの感じはほぼない。この写真の真面目な顔がしっかり仕事してる感じなので宣伝資料に良いような…(笑)

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来月はNYとブエノスアイレスから来るトップレベルのミュージシャンとお手合わせできるのでコンディション上げてええ感じの演奏がしたいもんです。

 

When Night Falls 後記 → After Effect

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YADAの緊縛ショーは予想以上に性的要素が無くてちょっとびっくりした。以前に日本で参加した女王様(若いころからのバンド仲間がいつの間にか女王様になってた)のショーにはかなりエロスの要素が入っていたのでイメージの違いがすごかった。一生懸命縄を結んで手繰り寄せてまた結んで手繰って吊り上げて…最後はすべての結び目が解けて解放された女の子と抱き合って…結構な重労働だからふたりとも汗ばんでいて、なんだかスポーツ的で青春ドラマを見ているような気分になった。不思議な感覚。彼女は縛り方を日本の新宿あたりでSM BARの人から習っていると言っていたので、彼女自身のキャラクターが出ているんだろう。ロープの色をカラフルにして縛り方をより複雑にするとオブジェみたいで見ごたえありそう。男女ペアと女性ペアではだいぶイメージ変わるだろうな…とかギターを弾きながら想像を巡らしていた。面白い時間だった。

日本で見たショーでは吊り上げてから鞭打ったり赤いろうそくが出てきたりって感じで吊った後に責めるのが本番って感じだったので、今回もエグイ場面が現れることを想定して、『絶叫!』みたいな音を出してやろうとファズボックスをフルアップに設定してたんだけど、責めるシーンは無くてクリーンに粛々と進んでいくので『あれれ??思ってたのとちがう…』となって途中でレベルを絞った(笑)やっぱり日本の方が変態度が断然高いんだなぁとつくづく思った。日本で見た皆さんは深さが半端なかった。もっと空気が張りつめてて怖かったし淫靡だった。日本人のエロへの追及度半端なし。

でも今回は性的要素が少なかったからこそ俺にも逆にショーのアイデアが浮かんだ。音楽の感じは良かったみたいなので、そのうちにまたやるだろう。その時は今夜よりもっとロマンティックな感じになるだろう。そこそこの音量でやってたもんで、小さくてもいいからFUZZの音がもっといかつくならないかな…と思っていた。マーケットでさがしてみよう。

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オーバーステイのお客さんは個性的なルックスの連中が多い。男女問わず入れ墨だらけは標準。ファッションも洒落てるけど普通じゃない。あとは髭がめちゃ長かったり肉体改造をしていたり…とても憶えやすくて助かる。Yadaにどこで習ったの?って話をして、ものすごくキャラの濃いEdってアメリカ人とうだうだ言って、激酔っぱらっていて生々しい縫合跡を延々見せてくるファランのおっさんの相手をして小バケツに入ったラムコークを飲み干して、遠いから行きたくないと嫌がるタクシーの運ちゃんをチップ40バーツ(セコイ)で買収してソイ・トンローへ。

終わるのが早かったので12×12で一杯飲もうと思ったらパーティーでえらく賑わっていた。テクノはビートが強くてロックに近いので少し聞いていた。そつがない感じで上手だった。でも、ライブ演奏じゃないと最近俺はすぐに飽きてしまう。ぶっ飛んで酔っぱらって踊れていてた頃は大丈夫だったけど、完全におっさんになった今はキツい。すぐに退屈してしまう。そつないDJより帰り際に飲みながら見ていたオーバーステイのオーナーYuval のジャンルレスで気分次第のとっ散らかった DJ の方が楽しかった。世界の音楽が入れ替わり立ち代わり現れるので突っ込みどころ満載で笑える。

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今日はソイ・オンヌットの BROWN STONE にてソロセット。まだ何時に弾くのか知らない。まあ居心地の良い場所だからいいんだけど。FUZZか真空管のプリアンプをさがしてみよう。

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見た目だけで選んだけど、これ欲しい。

これも良い。