An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

8 days a week

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今夜は歓楽街パッポンのゴーゴーバーBLACK PAGODAで開催されるロックなパーティー【THE LAST GONG】WOOT ROOTとして出演。先週土曜からライブ4本。うち6日間は昼の仕事も普通にしていたので現在おっさんはマックス疲労困憊だが最後に出る元パンクスで現在エレクトロをやっているファランの友人が軽くギターを弾いてくれと言う。今夜の俺の出番は最初なので待ち時間が長いし仕事でもないし面倒極まりない。基本的にインディーバンドマンと音楽フリークの友人というのはろくでもない頼みしかしてこないもので、俺の職業的音楽活動においてはマイナスしか生まない。金銭面であきらかにマイナスで、現場での扱いも悪い。向こうはその場でしっかり稼いでいたりするのであきらかにうまく使われているわけで気分も悪い…にもかかわらず頼みを断らないってのはもはや悪癖の類で自分でも意味が解らない。考えなしにやりすぎて現在生活に思いっ切り悪影響が出ているので、いい加減にせなそのうちほんまに死ぬなぁとリアルな飢えを感じつつ自己マネージメントについてシビアに反省しているまっ最中である。今月はひどい状況だ。ライブをやるほど追い込まれていく。腹が減った。飢えるって本当にしんどい。思考が荒れるし省エネの為なのか視野が狭くなる。数カ月かけて蓄えた贅肉がもうほとんどなくなった。

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さておき、水曜に出演していた Fatty's の主でミュージシャンのマシュー・フィッシャーが今日は出演者。彼のギターの音色を聞くとアメリカのルーツ音楽をしっかり消化しているなぁと…っていうかアメリカ人なので彼にとっては自然にあるものなんだろうけど、弾き方とか佇まいとかいろいろ感心してしまう。今夜はフルバンドらしいので楽しみだ。ルーツがあるってのは揺ぎ無い安心感があって良い。

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映像のSofar Soundって企画は洒落てたし面白かったし出演してみたかったが、スポンサーが付ききらずあっという間に終わった。理想主義で良い空気感のイベントだったので残念だが、商売っ気がないからこそ良い空気で、だからこそ終わってしまったわけで、いろいろ難しいもんである。昨今は音楽は最近はファッションとセットになった一種のオシャレアイテムなのでミュージシャンもイメージ戦略やら人付き合いで大変だ。肝心の音楽を練っている時間すらないだろう。

この前もPokさんといろいろ制約が多くて目的が濁るから店じゃない場所でやる方が良くない?ってな話をしていたんだけど、スポンサーだとか店だとか金絡みのいろいろな奴らに対してうだうだ考えてるうちにいつの間にか肝心の中身について忘れられているみたいな事が多すぎるし、いっそバンコクではそこら中にある廃ビルの一室を一晩借りてシンプルにスペース+サウンドシステム+アーティストで酒は主催が売るってのがええ感じちゃうかな…とかね。まあ言うのは簡単やるのは大変。

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とりあえず今夜もノイズセット。いってみよう♪