An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

amatuti dub drawing space

f:id:amatutitaki:20181014064220j:plain

タイ国内で1週間の短い旅とは言え移動の為のパッキングに悩むわけだが、常に20㎏ほどある機材と共に移動する俺としては他の物を極力減らす必要がある。その点、常夏の国は服が軽くてとても助かる。今回はチェンライ/チェンマイなのでバスは時間がかかり過ぎて時間の無駄なので飛行機。荷物の重量はけっこう大問題。楽器の扱いが悪いAIR ASIAは避けてLION AIRをチョイス。AIR ASIAはクソだ。エフェクターの電池も全部外す。大量の乾電池は数キロあるので有効。下着は数日分で足りなけりゃ現地のマーケットで買う。あとは数組の黒い衣装。同色なので組み合わせで悩まない。そしてCD。タイ国内のエアラインではギターは手荷物扱いで重量に関して何も言われないのでキャリーバックが重量超過した時の調整用にポケットを空の状態に。目一杯減らしたところで結構な重装備になるが、旧時代のミュージシャンなので仕方なし。あとは修行しているが如くすべてを担いで移動。面倒だけどすべてが楽しい。

www.youtube.com

チェンライのMATTから録音のプランについてのメッセージ。モノラルのマイク録音。抽象的な即興演奏をコラージュして20分間のサウンドスケープを作る予定だと伝える。録音が続くと客観的に自分のやっていることを見直すことになるが、とことん現代的では無くて非効率的で天邪鬼で無計画で子供の落書きのように気儘である。録音時のリズムの基本になるクリックすら使わないので編集の際に小節単位が基準にならず、結果すべて手作業になるので皆が戸惑うもので共同作業ができない。最終的には一発で弾いたトラックを重ねて無編集でミキシングのみで完成ってのが作業としては一番早い。今回は12年ぶりの amatuti dub drawing space 名義の作品なので好きにやらせてもらう。もともとこのスタイルの演奏を始めた時のコンセプトが子供の落書きなので仕方ない。

www.youtube.com

帰宅。さて、あとは準備を完全に終わらせて寝てた旅が始まる。久しぶりの自由なので解放感半端なし。20代の頃に拘束された時に『自由って素晴らしいっ!!音楽やれるって最高!!』って感じたんだけど、その気分に近い(笑)不自由があって改めて自由の素晴らしさを何度も何度も思い知る。

深夜の日記

f:id:amatutitaki:20181013045534j:plain

写真はチェンマイのイベントの光景。アットホームな良い空間。

3時間ほど寝たら夜中に目が覚めた。昨日は長時間働いていたので疲れているはずだがうまく眠れない。仕方ないのでそのまま起きていることにする。考えるべきことはたくさんある。昨夜の手慣らしで弾いたトラック。4台のループマシンを使うとギターループだけでもけっこう推進力のあるグルーヴが作れる。ただ、バックのサウンドだけで飽和しているのでリードの音がその分悪くなって広がらない。本当はリードのパートだけ別アンプに分岐して弾くべきなんだろうな…機材が一気に大掛かりになるけど。

www.facebook.com

参考資料的に音楽を聴くことが多いのでヒットチャートに上がるようなPOPSをあまり聞いていなくて最近までこの有名なシンガーソングライターの存在を知らなかったんだけど、LPの声は好みだ。曲も素晴らしい。この曲はセッションのアレンジの方がオリジナルよりも声が際立ってかっこいい。歌のバックはこのバンドみたいに抑制の利いた演奏がクールだと最近になってつくづく思う。俺の演奏に歌はないがメロディーはあるわけで、リードパートの音を研ぎ澄ませればコントラストが鮮明になってアブストラクトなパートもより生きてくるだろうし次の課題はこれなんだろう。年々自主規制が外れていっていろいろなジャンルの音楽を聞くのが楽しい。先生がたくさんいる感じだ。

www.youtube.com

ガボール・ザボ。ハンガリー出身のギタリスト。彼の作品は何度も聞きたくなる。常々まっとうなスタイルのギタリストとしてもう少しうまくなりたいと思っているが、基礎がないので伸び悩んでいる。昔と違ってYoutubeにいくらでも教則ビデオ的な映像があるので暇な時に見ているが、もはやどこから手を付ければよいのかわからないのである。友人になったタイ人のギタリストに『基礎をレッスンしてくれないかな?』と本気で言ってみたが『なんでやねん!(意訳)もう教わる必要無いやん』と一笑された。ひとりで弾く分には良いのだけど誰かと一緒に演奏する時に共通言語として基礎知識は必要なのだ。謂わば一般常識みたいなもんだ。たくさんのミュージシャンと演奏したが、彼等をどうフォローすれば演奏の助けになるのかが知りたい。ただただ暴れているだけじゃ申し訳ない限りだ。

www.youtube.com

間も無くバンコクの夜が明ける。雨季もそろそろ開けるかな…。今日、明日と仕事をして旅に出る。そろそろ荷物も用意せなあかんな…。つらつらと書き続けていたらオーバーステイのクルーからメッセージ。

『警察の妨害で延期になっていた10周年パーティーを12月にチャオプラヤ川のボートの上でやるけどスケジュールどう?』

その日のスケジュールは空いているので2秒で返信。

『やる!』

彼等は巨大なボートクラブを作るってプロジェクトを進めていて、まだ完成はしていないが既にボートのベースは川に浮かんでいる状態。未完成だけどとにかくパーティーをやってみるらしい。悪名高いオーバーステイのビルは常に警察が張り付いていて大きなイベントはことごとく邪魔されるってことでいよいよ川の上ってわけだ。さすが。

準備完了

f:id:amatutitaki:20181012071843j:plain

昨日は一日中ツアー用の遠しリハ。最終的にはセットリストを踏まえた上で自由に弾いたセットが音が生きていて美しい演奏だった。Chapter1~Chapter5までの抽象的なストーリーを追いかける感じでリストを作ったが、流れが身体に入るまでに計4回、6時間でなんとかエンディングまで聞いていられるレベルにたどり着いた。あとは繰り返すだけだ。最終的には原型を留めていなかったが濃度は上がった。なんとかに間に合った。

www.youtube.com

バンコクでは挨拶無しでステージが始まることも多いが、チェンライは初めてなので英語の挨拶をスマホで録ってギターから出してみた。録音していたメモを聞きながら、『しょぼい声やけどギターを通しているのでアリやな…』ってどんだけ喋るの嫌やねん(笑)と我ながら呆れた。一応挨拶だけはタイ語、英語で今まで何度も同じことを言ってきているのでわかる程度の発音はできていていた。歌はダメでも喋る声は鍛えりゃ使えるかもしれない。単純にみなさんに左脳を使ってほしくないって理由でなるべく喋らない癖がついてるんだけど、最近はどうでもよくなっているので使える音はつかったほうがいいなって感じだ。

www.youtube.com

そういや映像用の曲はデモ音源を弾いた時に最後に弾いた《SUN BEAMS》という曲が採用になった。実は先方の依頼を踏まえたコードやPOPなラインを弾くのに飽きてしまって、いつも通りに楽しんで弾いた音源をついでに付け足して送っただけなので、予想外でビックリした。うそでしょ!?って感じだ。これから自分では結論を出さずにとりあえず音源は残して全部提示してみようと思った次第。俺の感覚は世間一般とは完全にズレている。今回の件で良く解った。

徒然

f:id:amatutitaki:20181011061539j:plain

どうでもよい話だが太った。腹が少し出ておっさんらしくなった。蚊トンボのような状態から脱出できてうれしいような悲しいような複雑な心境(笑)旅の間に減るだろうからこんなもんだろう。ツアー前最後の休日なので今日は準備に明け暮れる。上の写真は前回突然キャンセルになったライブの穴埋めに自分でアクセスして急遽弾かせてもらったチェンマイのレストランFaithでの場面。お客さんは観光客ばかりだったが悪くない反応で個人的には良い実験だった。この時の演奏を思い返すと今の方が明らかにアベレージが上がっているので今の方がもっと面白い反応を得られるだろう。今回はブッキングの方向をライブって感じのところだけに絞ったが、今後はもう少し整理して普通の場所で一般のお客さんに向けて音を奏でる機会を増やさなくてはいけない。初心に還るって感じだ。俺はアカデミックなことやマニアックなことをしたいわけではないし、スターになりたいわけでもなくて、当たり前に自分の音楽を演奏して日々を生きたいだけなのだ。その為にはあらゆる人に届く音を出せるようにならなくてはいけない。そんなことを考えていたらトンローの居酒屋のオープンスペースで弾いてくれない?という依頼があったので決まったらやる。ハードル激高いけど面白そうだ。皆の話し声とのセッションなので音量のコントロールが胆だな(笑)

www.youtube.com

ハイシーズンに向かってバンコクの連中は既にイベントだなんだと忙しい。来タイする外国のアーティストも増えるのでそれぞれブッキングのヘルプなどもしなくてはいけないのでこの時期は一気にセッションが減る。タイのインディー系ミュージシャンの年間のサイクルは、雨季にアイデアを試したりして新作をレコーディング。雨季が明けると乾季の間はひたすらイベント出演とライブの繰り返し。東南アジアはほぼ似たような感じだろう。来月くらいから観光客も増えて一気にテンションが上がる。ここで自分の本道であるソロをブッキングせずして何をするねんというわけである。この1年は集中してレベルアップの為に弾いていたので面倒臭がらずにセルフブッキングに集中せねば遺憾。セッションに関しては今期はイベント出演が3つほど決まっているし、後は依頼があれば出演って感じで気楽に考えている。

www.youtube.com

自分の作品のレコーディングは延々続いている。頭の中に浮かんでいるイメージを組み上げるには機材が足りていないので亀の歩みのような速度で進んでいるだけだ。うだうだしている間に自分の演奏が進歩してしまうので、以前録音したものは古くなってしまって使えない…初めからやり直し…ってことを繰り返しているうちに死屍累々って感じで使えないデーターだけが積みあがっている(笑)最終的には自分で録って組み上げてって形で完成しないと共同作業では説明にも手間取るし無理だと結論が出たので、初期の制作体制と同じ状態を作ろうと先ずは小さなレコーダーを購入した。ネタは自分で録る。次は組み上げるためのソフトをPCに入れて仕上げるわけだがさあどのくらい時間がかかるのか…。とりあえずここまできたら焦っても仕方ない。俺の作る音は映像用の音として使えるレベルに達したようなので、没ネタも仕上げてストックしておけば誰かが使える可能性がある。世の中の皆さんは日々めちゃ頑張っているわけで、ギターばかり弾いて呆けてないで少しは生きていく為の仕事もしなければいけないのである。

www.youtube.com

ツアー中のチェンライでのレコーディングは基本即興で行う。スタジオの時間が1日しかないのでプランを立てても仕方ない。前日に現地に乗り込んで街を歩いて、そこで感じたままの演奏をする。20分間のサウンドスケープだ。これはMATTと彼の相方のやっているレーベルがカセットテープにしてくれる。レーザーウッドカービングで作る素敵なケースに入った作品だ。前述のとおり制作の諸事に悩んでいる俺には渡りに船って感じで嬉しい話だ。瞬間を閉じ込めたような音になるといいなと思っている。

www.youtube.com

語るほどの知識はないがボクシングの試合を見るのが好きだ。同じ人間とは思えない凄まじい動きに無条件で感動する。どんだけ鍛えたらこうなるのか…。格闘技全般なんでも好きなんだけど、この試合が最近一番面白かった試合。ふたりとも超人。

いよいよ来週です

KOTA amatuti TAKI Solo Tour 
~ Free improvisation music in Chiang-rai / Chiang-mai 2018 ~

いよいよ久々に旅…と言ってもたった1週間だけのツアー。貴重な時間をできるだけ無垢な心で過ごしたい。今回はチェンライからの流れでほぼユイさんと共演する。ここはタイなのに日本人の俺がブッキングを先導しているのはなぜなんだ…なんだかバンコクと地方文化の断絶をリアルに感じる。知れば知るほどタイのコミュニティーってのはけっこう複雑なんだけど、外人はそれを気にしないで踏み越えるのでこんな場面がよくある。流石にこれだけいろんなシーンと交流すると少しずつ境界線が見え隠れするんだけど、そこを深く掘り下げるつもりは一切無い。音楽活動にはそんな知識は不要だ。境界線をガン無視して軽やかに踏み超えて有耶無耶にしてカオスを出現させることこそアートや音楽の役目だと思っている。なので、理屈っぽいことを歌ったり主張する連中は嫌いだ。音楽が濁る。俺は馬鹿でいい。鳥や虫のように音を奏でて歩ければそれで良い。

さておき、ツアースケジュール最新。旅の始めはチェンライのスタジオでのレコーディングなので今回はライブ4本だけ。セッションが増えるかもしれない。

f:id:amatutitaki:20180925071613j:plain

2018/10/17(Wed) 8pm~10pm
At 9Art Gallery <Chiang-rai>
FB Page >>https://www.facebook.com/9artgalleryarchitectstudio/ 
amatuti dub drawing space a.k.a.KOTA TAKI
Yui Cello
Yui Cello FB Page >> https://www.facebook.com/YuiSaowakhon/
Youtube>>https://www.youtube.com/cha…/UCTdmuWK1NVRdXVcnhtGmKrA/videos

チェンライ初ライブ。この日は抽象的な即興中心のセットになる予定。1時間くらいかな。地元のアーティストの記事によるとチェンライで初のエクスペリメンタルミュージックのライブイベントらしい。なので、期待に応える方向でやりたい放題弾く。

f:id:amatutitaki:20181009201627j:plain
2018/10/18(Thu) 9pm 
Kota amatuti Taki ~60 min' solo soundscape~ 

At Minimal Bar <Chiang-mai> Confirmed
FB Page >> https://www.facebook.com/Minimalbar2007/

Minimal Barはチェンマイ大学出身の若いアーティストやミュージシャンが集まっているBAR。前回いきなりメッセージを送って出演させてもらったので今回も直接お願いした。良い空気を作る感じで1時間のアンビエントセットを演る予定。

f:id:amatutitaki:20181009202838j:plain
2018/10/20(Sat) 
At Thapae East Venue for the Creative Arts <Chiang-mai>
HP >> https://thapaeeast.com/
FB >> https://www.facebook.com/pg/ThapaeEast/about/?ref=page_internal

<Live Music>
KOTA amatuti TAKI
Yui Cello

ここは基本はJAZZ小屋。ちょっとハイソな感じ。ゲストハウス併設でとても洒落た空間。ライブ小屋なので1時間のライブセット。ここも好きにやる

f:id:amatutitaki:20181006105421j:plain
2018/10/21(Sun) 11am ~ 5pm

Sunday Fermentaition Vol 3

~ ambient music for Sunday afternoon ~ 
At Studio3 at SRIPRAKARD CHIANGMAI
KOTA amatuti TAKI
Yui Cello
STUDIO3 HP >> http://studio3.c2ec.com/
Sriprakard Chiangmai FB https://www.facebook.com/pg/%E0%B8%A8%E0%B8%A3%E0%B8%B5%E0%B8%9B%E0%B8%A3%E0%B8%B0%E0%B8%81%E0%B8%B2%E0%B8%A8-Sriprakard-Chiangmai-597232353720028/about/?ref=page_internal

最後は今回のツアーの最長セットを演る。ユイさんも出演するが演奏時間は30分程なので俺は残りの5時間30分、休みを挟みつつひたすら弾き続ける。セッションは...彼女の気が向いたらあるかも。

f:id:amatutitaki:20170127164251j:plain

さて、今夜もトレーニングして終了で。本日は以上。

 

【追記】

本番のテンションでリハーサル…と思ったら、ノイズアンビエントとドローンギターだけで曲を1曲もやらずに1時間セットが終わってしまった…ぜんぜん整理がつかない。もう1週間切ってるしまとめるのは無理かもしれん。音はええ感じ。当たり前やけど今までで一番良い状態にある。2時間は無理かもしれんけどゆるやかに1時間半くらいは会場をロックできるかもしれない…とりあえずできる限りは研ぎ澄ませてから全部忘れよう(笑)

 

アジアで演奏する理由

f:id:amatutitaki:20181006212833j:plain

俺がタイを中心にアジアで演奏活動をしようとしている理由は単純明快で

生演奏できる場所がたくさんあるから である。

除夜の鐘がうるさいって言う理由で年越しの鐘が昼間に変更される国はハッキリ言って病気だ。日本の大多数の人がそうなっているからこそこんな狂った出来事が起きるわけで、正直頭がおかしいとしか思えないが、確実に少数派であろう俺の方が世間的には頭がおかしいんだろう。俺のやっているスタイルは閉鎖的でビジネスライクな日本のライブハウスではできないし、街の中で生演奏をできる場所は年々無くなっていくわけで、もう日本に住むって選択肢はほぼ無くなってしまった。

ぼくのりりっくぼうよみという若いアーティストが引退云々でファンとやり合った話を最初は笑いながら読んでいたが、ファンだという奴の『私たちがいるからあなたは食えてるんでしょ』的なコメントが載っていた。作品に対してお金を払っているのではなく、どうやら養ってあげているってな気分らしい。虫唾が走る。芸能人に対してモラルを求めてみたり何かにつけ文句を言ってみたり、お客様は神様ですって言葉が長い年月の間にねじ曲がってモンスターを養成してるような(笑)

f:id:amatutitaki:20180527134458j:plain

あとは現実的な理由として泊る場所が確保しやすくて移動が容易い。ホテルも飛行機もバスも安いし大概の場所ではミュージシャンの酒と飯は無料だ。ある程度スタイルを確立していればギャラは安くても渡り歩くことができる。下の記事はFBに上がっていたカンボジアシアヌークビルのゲストハウス併設のLIVE BARの出演ミュージシャン募集記事だが、機材は全部あるし部屋もあるよ…ってな感じで出演者への条件が書かれていて、BARの空間を作る要素の中にライブミュージックが含まれていることがわかる。お!?ええがな。演奏しに行こうかなって感じである。興味のある人は写真をクリックすると記事に飛べる。田舎だけど面白そうな場所だ。

[http://:title]

日本では前述のビョーキのせいでライブミュージックが通常の営業状態で存在していない。隣の生活音や子供の声で警察を呼んだり殺し合いに発展するような国なので仕方がない。なので日本ではライブは特別なイベントになる。日常的ななものではない。そして、先ず各地のホテルと交通費とギャラが高くつきすぎるので先ず金のことを考えなくては成り立たない。音楽=ビジネスという風に考えないとできないので必然的にミュージシャンは気に入られて金を得るためにガツガツしないといけないし、土地土地で誰かに頼らないと成り立たせるのが難しい。過去、俺はいろんな場面で怒っていた。音楽とはぜんぜん別の面で日々消耗していくからだ。

f:id:amatutitaki:20181008070056j:plain

要するに、メジャーシステムと同様に定期的に曲を作ってCD作ってツアーまわって…という1年毎のサイクルを確立してとにかく物を売らなくては成り立たないのだ。いつのまにか創作しているのか売るために作っているのかわからなくなってしまう。そして特定のお客さんの為に歌を考えて皆の好きそうなグッズを作って一体感を作って…って無理だ。俺はそんなことをするのは死ぬほど嫌だ。シンプルにやりたくない。皆そうやって金のことばかり考えているうちに一番大事な音楽そのものを失っていく。そんなことばかり考えているくらいなら演奏活動を止めて普通の仕事をした方が効率が良いし好きなものを大嫌いになることもない。

f:id:amatutitaki:20170929083627j:plain

メジャーでやった上で俺の出した結論は、POPSを好きな奴がPOPSをやるのが正しいってことだ。平たく言えば一般的な暮らしを理解している人にしかPOPS(特に日本においては歌詞)は書けない。俺は育ちがおかしいもので世間と感覚がずれているし、人にも物にも興味が無いのでメジャー向きの商品を作り続けることができなかったってことだ。おまけにスター性もない(笑)わかりやすくメジャーでやる為の才能が無かった。その証拠に未だにひとりで何も持たずに彷徨っている。こんな変人には世間の皆さんの心を打つ歌は作れない。自分に合った道を進んでいくしかない。色々考えた結果、今はアジアでやるのが自分には最良というだけだ。歌い手はぜんぜん違う。歌い手は自分の国で歌い続けるべきだ。逆に言うとそこにしか突破口はない。

f:id:amatutitaki:20180430130043j:plain

そういえば、映像用の曲は2回目に出したアイデアの中のどれかになることに決まった。ほぼ全部気に入ってもらえたようで良かった。タイの有名女優のインタビュー映像の後ろで使われるらしい。要するに、こういう仕事なら好きにやって相手も喜んでくれるわけで適材適所ってもんだよな。また仕事がとれそうな雲行きだし、ひとりで仕事のできる最低限の録音機材を揃えなくてはいけないようだ。10年以上自分で録音をやっていないので機材のことがぜんぜんわからん…また勉強だな。