An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

amatuti dub drawing space

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タイ国内で1週間の短い旅とは言え移動の為のパッキングに悩むわけだが、常に20㎏ほどある機材と共に移動する俺としては他の物を極力減らす必要がある。その点、常夏の国は服が軽くてとても助かる。今回はチェンライ/チェンマイなのでバスは時間がかかり過ぎて時間の無駄なので飛行機。荷物の重量はけっこう大問題。楽器の扱いが悪いAIR ASIAは避けてLION AIRをチョイス。AIR ASIAはクソだ。エフェクターの電池も全部外す。大量の乾電池は数キロあるので有効。下着は数日分で足りなけりゃ現地のマーケットで買う。あとは数組の黒い衣装。同色なので組み合わせで悩まない。そしてCD。タイ国内のエアラインではギターは手荷物扱いで重量に関して何も言われないのでキャリーバックが重量超過した時の調整用にポケットを空の状態に。目一杯減らしたところで結構な重装備になるが、旧時代のミュージシャンなので仕方なし。あとは修行しているが如くすべてを担いで移動。面倒だけどすべてが楽しい。

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チェンライのMATTから録音のプランについてのメッセージ。モノラルのマイク録音。抽象的な即興演奏をコラージュして20分間のサウンドスケープを作る予定だと伝える。録音が続くと客観的に自分のやっていることを見直すことになるが、とことん現代的では無くて非効率的で天邪鬼で無計画で子供の落書きのように気儘である。録音時のリズムの基本になるクリックすら使わないので編集の際に小節単位が基準にならず、結果すべて手作業になるので皆が戸惑うもので共同作業ができない。最終的には一発で弾いたトラックを重ねて無編集でミキシングのみで完成ってのが作業としては一番早い。今回は12年ぶりの amatuti dub drawing space 名義の作品なので好きにやらせてもらう。もともとこのスタイルの演奏を始めた時のコンセプトが子供の落書きなので仕方ない。

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帰宅。さて、あとは準備を完全に終わらせて寝てた旅が始まる。久しぶりの自由なので解放感半端なし。20代の頃に拘束された時に『自由って素晴らしいっ!!音楽やれるって最高!!』って感じたんだけど、その気分に近い(笑)不自由があって改めて自由の素晴らしさを何度も何度も思い知る。