An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

Improv 後記

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Nakarin Teerapanun × Kota amatuti Taki

GOLFさんとのユニットはやっていて楽しい。まだ3回目ってことで噛み合ってないところも多いがやはり世代が近いってのは時代の空気を共有しているのでなんだかんだで合うもんだ。ドラムを加えてトリオバンドにしようかって話も出てちょっと面白くなってきた。JAZZの先生だし写真で見てもわかるようにものすごくきっちりした人でおおらかで性格も良い本当に好人物なんだけど、音の端々からガレージロック的な空気感が…というわけでこのプロジェクトはまだまだ続くのである。

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Improv

そんなわけでImprov の初回が終了した。予想通り進行がグダグダだったが…ただでさ奔放な連中を野放しにしてやるとこんな感じになるのは止めようがない。そして俺は自由にしていいよとしか言わないので止める気がぜんぜん無い。完全に野放しである。そして俺自身のことも野放しにしてフワフワしたまま進めるので、要は誰かシャキシャキと現場を仕切れる女性が必要なのである。

あと、今回はスケジュールの確認ミスで日本人ドラマーのタナヤンの参加が無くなったのもかなり効いた。彼は腕が良いし言葉も通じるので彼にセッションのコントロールを手伝ってもらおうと企んでいたのだけど残念ながらタイミングがわずかに合わなかったもので、描いていたプランは脆くも崩れ去り、援護無しということで力不足を露呈してしまった。セッションってのは参加メンバー次第で全く違うものになってしまうのである。改めて難しさを痛感した今回のイベントだった。日本とタイがもう少し近かったら…と無理なことを考えずにはいられなかった。言葉なしにイメージを共有する為にはソロで示すしかないということなんだろう。

まあ思ったようにはいかなかったが、兆しだけは見えていた。即興演奏においては成功も失敗もないしすべては糧になる。何もないところから何かが生まれ、その場にいた皆と俺たちはその時間を共有したということで基本的にイベントは達成されているからだ。ただ、今までの経験から言えるのは、あのメンバーならばもっとスゴイ音が出せるということ、そしてそれができなかった理由のほとんどは俺のオーガナイズの不備にあるってことだ。それが無念である。

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なんだかんだ言いながら、実は次のセッションプランはできている(笑)いつ、どこで、誰とやるかタイミングを考えている。とりあえず俺は今疲れているようなので今日はさっさと寝る。