An "I " Novel from The City Of Angels

Diary 『バンコク在住日本人ギタリストの日記』

風邪で寝込んだのでドキュメンタリーばかり見ていた

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風邪で寝込んだので部屋に籠っていたが、なぜか突然思い立ってオウム真理教の事件の特集や70年代80年代90年代の日本の大きな事件の特集映像ばかり見ていた。改めて見るとあの事件が日本の管理体制をより強固にした一番の原因だと再確認した。見直してみるとまだまだ結構ずさんと言うか曖昧な部分がまだ多かったんだなという印象だ。

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日本赤軍についても見直したが、大学生や大学出たばかりの若い連中の小さなグループが世界中で無差別テロやハイジャックに政府相手に莫大な身代金要求に仲間の釈放要求とまさにやりたい放題である。ある意味おおらかな時代と言うか無法地帯がまだたくさんあった時代。まだ数十年前の話だとは到底思えない。今と比較して世界の変わりように少しビックリしてしまった。冷静に振り返ると5年間でバンコクの景色も人の様子もぜんぜん変わったわけで当たり前の話ではある。

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FBで日本のアンダーグラウンドの伝説的サックス奏者である阿部薫のことを書いた記事を見てこれも久しぶりに聞いてみた。俺が生まれる前年1968年にデビューして10年後にオーバードーズで亡くなった孤高の天才と言われているミュージシャン。20歳前後の頃に存在を知っていろいろな記事を読んだり聞いたりしたけど、その頃は音楽としてはよく分からなかったなぁとかその頃の気持ちを思い出しつつ聞いたが、めちゃくちゃな人だったようで世間にはまったく馴染めず早くに亡くなっているので若い音しか残っていないもんで苦悩が濃すぎてちょっと辛い気分になる。もう少し生きていれば円熟してもっとスゴイ音が聞けたのかなぁとか勝手な想像をしてしまったが、70年代の世界ではみだしていた人が今の時代に生きられるわけもない。

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てなわけで、生ける伝説キース・リチャーズ。健康的なミックと違ってこのむちゃくちゃなロックンローラーが生き延びて未だ新作を作ろうとしているのは奇跡としか言いようがない。一度会ってみたいんもんだ。